
兵庫県 川辺郡猪名川町
仲しい茸園
仲しい茸園のしいたけは、猪名川と緑あふれる空気のなかで育てられます。
昔ながらのしいたけづくりを、すこしでも長く継承して行きたいという想いと、みなさんに美味しいしいたけを届けたいという想いで栽培しています。
生産者のこだわり
美しい自然豊かな猪名川町でのしいたけ栽培
兵庫県北摂(ほくせつ)地方にある猪名川町は、日本一の里山と言われる北摂の里山が広がる地区です。
標高の高い大野山の麓にある猪名川町は、夜には満天の星空が広がり空気がとても澄んでいます。町の中心を流れる初夏の猪名川では、美しい自然の環境でしか育たないと言われる源氏ホタルが見られます。
北摂地方はもともとクヌギを原料とする炭の産地でした。茶の湯の千利休の時代から重宝されてきた森の資源を使い切らないように、人と共存する里山の文化が受け継がれてきました。
しかし、昭和に入りプロパンガスの普及により生活に使う炭が必要とされなくなり、クヌギの森を手入れする人も減ってきました。
35年前にこれらのクヌギの雑木林を利用して、しいたけの栽培を始めたのが先代です。
手間と時間をかけた味わい
しいたけの栽培の栽培方法には大きくわけて2種類あり、「菌床栽培」と「原木栽培」です。
「菌床栽培」は 工場やハウスの中で通年栽培する手法で、種菌を付けてから6ヶ月ほどで収穫でき、収穫サイクルも早く、通年で収穫できとても効率的です。
一方「原木栽培」は、古くから続く手法で、クヌギ、コナラ、ミズナラ等、いわゆるドングリがなる木を 1m 程度に切った原木に菌種を植え付ける方法です。
しいたけを収穫できるようになるまでには、菌床の約1年半という3倍もの時間がかかります。原木は5kgから時には40kgを超えることもあり、山に並べたりハウスで発生させるのには重労働が伴います。
手間や時間をかけている分、熟成されたような香りと歯ごたえ、美味しさが濃縮されています。
何も足さない、何も引かない美味しさ
原木しいたけは、水と原木だけを栄養に育ちます。
水は古くは清酒発祥の地である伊丹の酒に利用されてきた井戸水「老松丹水」の猪名川水流の源流の天然水です。
原木は、北摂地方で採れたクヌギやコナラ、ミズナラなどの椎の木だけを使用しています。
シンプルですが最高の材料を、日本一の里山の広がる北摂の大自然で、時間と手間をかけて育むことで、熟成した味は唯一無二です。
女性が喜ぶ♪「しいたけの底力」
しいたけは、言わずと知れた低カロリー食品。さらにビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。お出汁の元になるほどのうま味成分も含まれていますが、これはアミノ酸の一種グルタミン酸。
代謝を促進して脳を活性化させて老化防止にいいと言われています。
しいたけは健康に、ダイエットに効果的な食材なんですね♪
またしいたけは、陽に当てて干すことでビタミンD含有量がググッとアップ。
ビタミンDにはカルシウムの吸収を助けてくれる効果もあるので、生しいたけをたくさん手に入れたときは、天日干しがおすすめです。