マルヨ農園の投稿一覧

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ゆら早生は通常、10月から収穫され、11月には収穫し終えます。
しかし、マルヨ農園では12月にゆら早生を収穫しております。
1枚目の写真が今のゆら早生の様子です。

マルヨ農園ではゆら早生の樹上完熟技術に自信をもっております。
2枚目、3枚目の写真がマルヨ農園のゆら早生のアップです。
樹上完熟が成功すると、みかんのヘタの部分が薄い黄緑色になり、お尻の部分がデコボコしてきます。
これは菊みかんと呼ばれ、甘みがぎゅっとつまった濃い味の完熟みかんの証拠です。

対して、4枚目の写真がスーパーで売り出されている他園地のゆら早生です。
少し見づらいですが、皮が全体的につるっとしており、色も薄く、ヘタも茶色くなって乾燥しています。
これは熟す前に収穫し、保管後に出荷されたもので、収穫から随分時間が経ってしまっています。
これではゆら早生本来の美味しさが損なわれてしまっています。

ゆら早生は和歌山で生まれたとても優秀な品種で、どんな園地でどのような栽培方法を用いても美味しく出来上がります。
しかし、ゆら早生の本当の美味しさを引き出すためには特別な栽培方法が必要です。
特に樹上完熟は必須ですが、とても難しく樹をダメにしてしまうリスクも高いです。

今の時期に市場で出回るゆら早生は、ほとんどが早めに収穫され、1ヶ月ほど保管された後に販売されています。
マルヨ農園では樹上完熟したゆら早生を収穫直後に発送し、新鮮なジューシーさと甘く濃い味をお届けしています。

ゆら早生が多く出回るようになった分、本物の味を出せる園地のゆら早生が希少になってきたように思います。
ぜひマルヨ農園でゆら早生本来の美味しさを味わっていただければと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
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始めまして。ご覧いただきありがとうございます。

8月、9月になると多くの方が園地に視察に来られます。
なぜなら冬に出回るみかんの品質を知るには、この時期に園地の状態を見ることが一番だからです。

まず画像の1枚目と2枚目を見て下さい。
どちらがマルヨ農園でしょうか?

正解は1枚目です。2枚目は近くの慣行栽培をしている一般的な園地です。
当農園は特別栽培(減農薬、草生栽培)を実施し、みかんにとって良い草を手作業で選別して手入れしています。慣行栽培のほうでは除草剤を頻繁に使用しているため、夏場にもかかわらず草がほとんど生えていません。

次に3枚目と4枚目の画像を見て下さい。
3枚目はマルヨ農園の8月の果実の状態、4枚目は一般的な園地の8月の果実の状態です。
一般的な園地では白い斑点が多数あります。これは全て農薬です。たっぷり農薬がかかっていることがよく分かると思います。
一方で当農園では農薬は春にごく少量一度きりで果実に農薬がかかっていない分、果皮に傷が多いことが画像を見て分かると思います。

5枚目と6枚目の画像は土の状態のアップ写真です。
6枚目の一般的な園地では土は乾きカラカラの状態になっていますが、当農園では夏場の晴れた日にもかかわらず土がほどよく保水しており腐植も多く肥沃であることが分かると思います。

このように、夏場の園地を見ることでその園地がどのような栽培をしているかがよく分かります。
結果、マルヨ農園のみかんは見た目は悪いけれども、栄養や果汁たっぷりのとても美味しくて健康的で安全なみかんが出来上がります。
一般的な園地では農薬たっぷりで味はそこそこですが、とても見た目がきれいで色つきもよく映えるみかんが出来上がります。

よく「美味しいみかんの見分け方は何ですか?」と質問を受けます。
一般的にはみかんの皮やヘタの状態の違いが美味しさを見分けるポイントとして知られています。
これは間違いではありませんが、私は「果実ではなく育てている園地の状態を見せてもらって下さい」と答えています。
栽培中はごまかしがききません。
見た目がキレイで美味しそうであっても中身が農薬だらけでスカスカで甘くないなんてのはよくある話です。

とは言っても、慣行栽培を否定するわけではありません。
見た目が良いものを求めていらっしゃるお客様も多いですし、市場では味より見た目が良いもののほうが売れやすいです。
逆に食べチョクでは味の違いが分かるお客様が多く、果物や野菜の本物の美味しさを知って頂いている方が多い印象です。
そのようなお客様により良いものを安全安心にお届けできるようにマルヨ農園では努力しておりますm(_ _)m

ここまで読んでいただきありがとうございました(*^^*)
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この投稿をした生産者

和歌山県 海南市

マルヨ農園