始めまして。ご覧いただきありがとうございます。
8月、9月になると多くの方が園地に視察に来られます。
なぜなら冬に出回るみかんの品質を知るには、この時期に園地の状態を見ることが一番だからです。
まず画像の1枚目と2枚目を見て下さい。
どちらがマルヨ農園でしょうか?
正解は1枚目です。2枚目は近くの慣行栽培をしている一般的な園地です。
当農園は特別栽培(減農薬、草生栽培)を実施し、みかんにとって良い草を手作業で選別して手入れしています。慣行栽培のほうでは除草剤を頻繁に使用しているため、夏場にもかかわらず草がほとんど生えていません。
次に3枚目と4枚目の画像を見て下さい。
3枚目はマルヨ農園の8月の果実の状態、4枚目は一般的な園地の8月の果実の状態です。
一般的な園地では白い斑点が多数あります。これは全て農薬です。たっぷり農薬がかかっていることがよく分かると思います。
一方で当農園では農薬は春にごく少量一度きりで果実に農薬がかかっていない分、果皮に傷が多いことが画像を見て分かると思います。
5枚目と6枚目の画像は土の状態のアップ写真です。
6枚目の一般的な園地では土は乾きカラカラの状態になっていますが、当農園では夏場の晴れた日にもかかわらず土がほどよく保水しており腐植も多く肥沃であることが分かると思います。
このように、夏場の園地を見ることでその園地がどのような栽培をしているかがよく分かります。
結果、マルヨ農園のみかんは見た目は悪いけれども、栄養や果汁たっぷりのとても美味しくて健康的で安全なみかんが出来上がります。
一般的な園地では農薬たっぷりで味はそこそこですが、とても見た目がきれいで色つきもよく映えるみかんが出来上がります。
よく「美味しいみかんの見分け方は何ですか?」と質問を受けます。
一般的にはみかんの皮やヘタの状態の違いが美味しさを見分けるポイントとして知られています。
これは間違いではありませんが、私は「果実ではなく育てている園地の状態を見せてもらって下さい」と答えています。
栽培中はごまかしがききません。
見た目がキレイで美味しそうであっても中身が農薬だらけでスカスカで甘くないなんてのはよくある話です。
とは言っても、慣行栽培を否定するわけではありません。
見た目が良いものを求めていらっしゃるお客様も多いですし、市場では味より見た目が良いもののほうが売れやすいです。
逆に食べチョクでは味の違いが分かるお客様が多く、果物や野菜の本物の美味しさを知って頂いている方が多い印象です。
そのようなお客様により良いものを安全安心にお届けできるようにマルヨ農園では努力しておりますm(_ _)m
ここまで読んでいただきありがとうございました(*^^*)