2025/01/10
お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本果樹園の寺本直人です🧑🌾ありがとうございます!
今期1の大寒波でやばいです🫨雪が20cm積もったのかな?こんな日は部屋でゆっくりしようぜ………イチゴの収穫をしてきます😖
さて、今日は「イチゴのリベンジマッチ」についてお話しさせてください。
今年の抱負その④!イチゴ編🍓
どうリベンジするのかの前に、軽く今期のイチゴの振り返りをさせてください。
・まず何がリベンジなの?
↪︎今期スタートから大失敗。来期はこの大失敗を取り返す「リベンジマッチ」
・何が失敗した?
↪︎①苗作り
②暑さ対策
・じゃあどうする?
↪︎「苗半作」、苗作りの徹底
暑さ対策、①日傘作戦②煙突作戦③暑い時期避ける作戦
…以前の記事でもお話ししましたね。
一番気をつけようと思ってるリベンジがこれらなんですけど、これだと以前の記事と一緒ですね💦
なので、今回は【新たに見つけたリベンジ】についてお話しさせてください🍓
内容はこんな感じ!
①イチゴコンセプトの見直し
②品種の見直し
③装備の見直し
いってみよう💨
①イチゴコンセプトの見直し
コンセプトというか、『考え方』を見直します。
寺本果樹園がイチゴの栽培を始めたのは3年前からですが、始めた理由としては
「冬場の売上の柱となるかもだから」です。
邑南町の冬は厳しく、大抵の作物はうまく育たない、育ってもバイトの方がお金になるがよくある話だったのですが、それでも冬も農業をしたい!という思いがありました。
なんやかんやあってイチゴに出会って、「これならいける!」と思いました。
その時同時に思ったのが、
「冬にはイチゴガッツリ欲しいけど、春にはあまりいらんかもしれんな」でした。
というのも、春になったらトマトやブドウの準備は忙しくなるからです。
これらのことから寺本果樹園におけるイチゴの考え方(=役割)は、
「できるだけ冬の間(11月〜3月)にガッツリ採ろう。収穫を前倒しする感覚で」と言うものになりました。
けどこれやめます。
理由は「前倒ししてもあまり意味なさそう」だからです。
今期がまさにそうなのですが、収穫を前倒しするためには早く植えないといけません。
すると今期みたいに、異常な夏がやってきた時、「収穫前倒しできるけど、後々のために収穫諦める(花を切り落とす)」みたいなことになります。
「欲張った結果、何も得られなかった」という童話みたいな展開になりました😂
それよりかは、「しっかり年末に収穫できる」を狙った方が、お客さんにしっかりイチゴを届けられていいなと思いました。
「冬にガッツリ収穫する」という考え方は悪くないですが、まずは初心に帰って「しっかり収穫できる」を、来期は目指します!
②品種の見直し
現在、寺本果樹園では「かおり野」という品種を育てています。
この「かおり野」という品種、めちゃくちゃ最高なんです✨
「甘い」「香りがいい」「でかい」「酸味が少なく食べやすい」
ね?最高じゃない?
もちろん好みはありますが、お客さんからとても喜ばれていて、めちゃくちゃいい品種だと思います!
けど「かおり野」も弱点あって…
・柔らかい
・春に味が悪くなる
簡単にいうと、「春のかおり野はちょっと…」って感じで💦
味が悪くなるのは、こちらの技術が追いついてないのもあるので努力しますが、柔らかいのはどうしようもなくて。
柔らかいと、お客さんに郵送でお届けしたとき、郵送中に「グチャッ」となってしまう可能性があるのでやばい!!
これらを解決するために、【品種の見直し】をします。
見直しというか、導入ですね👍
来期は「かおり野」に加え、
「紅ほっぺ」と「やよいひめ」という品種を導入します!
各品種の特徴と導入理由はこんな感じ!
【紅ほっぺの特徴】
・日本で一番作られている品種
・大きい
・甘みと酸味のバランスがいい
・イチゴの中まで赤くなってキレイ
・好きな人が多い
【紅ほっぺの導入理由】
・初心者向けと聞いたから
・メジャー品種なので、ハズレる可能性が低い
・春先の味やサイズ感、食味や収穫時期など、全てにおいてバランスがよく「優等生」(なイメージ!)
【紅ほっぺ総括】
初心者向けかつ好きな人も多い。
バランスとれた品種なので、失敗しなさそう!
【やよいひめの特徴】
・(おそらく)知る人ぞ知る
・群馬県で生産が盛ん
・「やよい(弥生)」というとおり、春先の味落ちが少ない
・果実がかたい(輸送性に優れる)
【やよいひめの導入理由】
・春先の味落ちが少なく、果実もかたいため、寺本果樹園のイチゴの「春担当」になりそう!
・やっている人が少なく、やったらかっこいいから
・なまえがかわいい
【やよいひめ総括】
寺本果樹園イチゴの「春担当」
なまえがかわいい
来期は味比べもできるね😆たのしみ!
③装備の見直し
特に冬!!
「装備」とかっこよく書きましたが、つまり「栽培するために必要な道具・機械」です。
装備で言うと暑さ対策で言った、「日傘」や「煙突」も装備ですね。これらも来期はしっかり導入します。
そしてほんとに最近強く思ったのが、
『加温機(暖房機)』を導入したい!!
邑南町は余裕で−5度とか行くので、何もしなかったらイチゴの花がダメになって収穫できません。
なので寺本果樹園では、パオパオやビニールをイチゴにかける、いわば「イチゴにお布団をかける」ことで対策してました。
が、これが大変で!💦
イチゴに「お布団をかける」のに1時間。
イチゴの「お布団は外す」のに30分。
これらを天気見ながらその都度判断。
しかも、お布団かけると「カビが発生しやすく」なります。
あと寒さが強いと、お布団かけても花がダメになります。あと、実がきちんと育ってくれません。
つまりこのお布団、
【大変な割にあんまり仕事してない!】
だったら諦めて加温機いれてハウス暖めるかー。
けど、、、ハウス一棟につき大体【50万円】…
来期は4棟だから【200万円】…。
導入してほんとに利益が出るのか計算しなきゃ😇
ざっくりこんな感じですね!
まだ今期のイチゴ始まったばかりですが、すでに来期の課題はこんなにあります😂一つずつ潰して、すごいイチゴ農家なるぞー💪
というわけで、「イチゴのリベンジマッチ」というお話しでした!
今日は本文長くなったので、僕の感想なしです!
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ここまで読んでいただきありがとうございます!
おもしろかった!という方は、ぜひ「いいね」を👍
コメントいただけますと、すごく嬉しいしめちゃくちゃやる気が出ます💪
フォローもぜひお願いします!
そして、現在寺本果樹園では【イチゴの予約販売】をしております!
産地直送・農家直送の寺本果樹園自慢のイチゴ🍓
もしご興味がありましたら、ぜひチェックしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました👩🌾🧑🌾
【👇イチゴのご予約はこちらから👇】
今期1の大寒波でやばいです🫨雪が20cm積もったのかな?こんな日は部屋でゆっくりしようぜ………イチゴの収穫をしてきます😖
さて、今日は「イチゴのリベンジマッチ」についてお話しさせてください。
今年の抱負その④!イチゴ編🍓
どうリベンジするのかの前に、軽く今期のイチゴの振り返りをさせてください。
・まず何がリベンジなの?
↪︎今期スタートから大失敗。来期はこの大失敗を取り返す「リベンジマッチ」
・何が失敗した?
↪︎①苗作り
②暑さ対策
・じゃあどうする?
↪︎「苗半作」、苗作りの徹底
暑さ対策、①日傘作戦②煙突作戦③暑い時期避ける作戦
…以前の記事でもお話ししましたね。
一番気をつけようと思ってるリベンジがこれらなんですけど、これだと以前の記事と一緒ですね💦
なので、今回は【新たに見つけたリベンジ】についてお話しさせてください🍓
内容はこんな感じ!
①イチゴコンセプトの見直し
②品種の見直し
③装備の見直し
いってみよう💨
①イチゴコンセプトの見直し
コンセプトというか、『考え方』を見直します。
寺本果樹園がイチゴの栽培を始めたのは3年前からですが、始めた理由としては
「冬場の売上の柱となるかもだから」です。
邑南町の冬は厳しく、大抵の作物はうまく育たない、育ってもバイトの方がお金になるがよくある話だったのですが、それでも冬も農業をしたい!という思いがありました。
なんやかんやあってイチゴに出会って、「これならいける!」と思いました。
その時同時に思ったのが、
「冬にはイチゴガッツリ欲しいけど、春にはあまりいらんかもしれんな」でした。
というのも、春になったらトマトやブドウの準備は忙しくなるからです。
これらのことから寺本果樹園におけるイチゴの考え方(=役割)は、
「できるだけ冬の間(11月〜3月)にガッツリ採ろう。収穫を前倒しする感覚で」と言うものになりました。
けどこれやめます。
理由は「前倒ししてもあまり意味なさそう」だからです。
今期がまさにそうなのですが、収穫を前倒しするためには早く植えないといけません。
すると今期みたいに、異常な夏がやってきた時、「収穫前倒しできるけど、後々のために収穫諦める(花を切り落とす)」みたいなことになります。
「欲張った結果、何も得られなかった」という童話みたいな展開になりました😂
それよりかは、「しっかり年末に収穫できる」を狙った方が、お客さんにしっかりイチゴを届けられていいなと思いました。
「冬にガッツリ収穫する」という考え方は悪くないですが、まずは初心に帰って「しっかり収穫できる」を、来期は目指します!
②品種の見直し
現在、寺本果樹園では「かおり野」という品種を育てています。
この「かおり野」という品種、めちゃくちゃ最高なんです✨
「甘い」「香りがいい」「でかい」「酸味が少なく食べやすい」
ね?最高じゃない?
もちろん好みはありますが、お客さんからとても喜ばれていて、めちゃくちゃいい品種だと思います!
けど「かおり野」も弱点あって…
・柔らかい
・春に味が悪くなる
簡単にいうと、「春のかおり野はちょっと…」って感じで💦
味が悪くなるのは、こちらの技術が追いついてないのもあるので努力しますが、柔らかいのはどうしようもなくて。
柔らかいと、お客さんに郵送でお届けしたとき、郵送中に「グチャッ」となってしまう可能性があるのでやばい!!
これらを解決するために、【品種の見直し】をします。
見直しというか、導入ですね👍
来期は「かおり野」に加え、
「紅ほっぺ」と「やよいひめ」という品種を導入します!
各品種の特徴と導入理由はこんな感じ!
【紅ほっぺの特徴】
・日本で一番作られている品種
・大きい
・甘みと酸味のバランスがいい
・イチゴの中まで赤くなってキレイ
・好きな人が多い
【紅ほっぺの導入理由】
・初心者向けと聞いたから
・メジャー品種なので、ハズレる可能性が低い
・春先の味やサイズ感、食味や収穫時期など、全てにおいてバランスがよく「優等生」(なイメージ!)
【紅ほっぺ総括】
初心者向けかつ好きな人も多い。
バランスとれた品種なので、失敗しなさそう!
【やよいひめの特徴】
・(おそらく)知る人ぞ知る
・群馬県で生産が盛ん
・「やよい(弥生)」というとおり、春先の味落ちが少ない
・果実がかたい(輸送性に優れる)
【やよいひめの導入理由】
・春先の味落ちが少なく、果実もかたいため、寺本果樹園のイチゴの「春担当」になりそう!
・やっている人が少なく、やったらかっこいいから
・なまえがかわいい
【やよいひめ総括】
寺本果樹園イチゴの「春担当」
なまえがかわいい
来期は味比べもできるね😆たのしみ!
③装備の見直し
特に冬!!
「装備」とかっこよく書きましたが、つまり「栽培するために必要な道具・機械」です。
装備で言うと暑さ対策で言った、「日傘」や「煙突」も装備ですね。これらも来期はしっかり導入します。
そしてほんとに最近強く思ったのが、
『加温機(暖房機)』を導入したい!!
邑南町は余裕で−5度とか行くので、何もしなかったらイチゴの花がダメになって収穫できません。
なので寺本果樹園では、パオパオやビニールをイチゴにかける、いわば「イチゴにお布団をかける」ことで対策してました。
が、これが大変で!💦
イチゴに「お布団をかける」のに1時間。
イチゴの「お布団は外す」のに30分。
これらを天気見ながらその都度判断。
しかも、お布団かけると「カビが発生しやすく」なります。
あと寒さが強いと、お布団かけても花がダメになります。あと、実がきちんと育ってくれません。
つまりこのお布団、
【大変な割にあんまり仕事してない!】
だったら諦めて加温機いれてハウス暖めるかー。
けど、、、ハウス一棟につき大体【50万円】…
来期は4棟だから【200万円】…。
導入してほんとに利益が出るのか計算しなきゃ😇
ざっくりこんな感じですね!
まだ今期のイチゴ始まったばかりですが、すでに来期の課題はこんなにあります😂一つずつ潰して、すごいイチゴ農家なるぞー💪
というわけで、「イチゴのリベンジマッチ」というお話しでした!
今日は本文長くなったので、僕の感想なしです!
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最後まで読んでいただきありがとうございました👩🌾🧑🌾
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