ブルーベリー南園(みなみえん)

栃木県 小山市

ブルーベリー南園(みなみえん)

食べチョク登録:2022年09月

55歳で会社を早期退職して栃木の実家に帰りました。実家は農家で米や野菜を作っていましたが、本格的な農業は若い担い手にお任せした方がよいと考えて、好きな果樹栽培を考えました。

時間がたくさんある事と、トラクタやコンバインのような機械は何も必要なくすべては手作業で可能なブルーベリー畑を作りました。2015年春に500本定植して、翌年100本追加、計600本です。最初は倍くらいまで増やすつもりでしたが、5年経って成木に近くなってくると半端でない量が収穫できるので、家族経営としては現状で手いっぱいです。

農薬・化成肥料・除草剤を使わない自然栽培に近い形で食味が良い大粒の品種を選び、完熟を見極めて収穫をしています。お客様からおいしいと言っていただく反応を励みに楽しみながら続けて行きたいです。

生産者のこだわり

生産者のこだわり

【おいしい!】を追及した品種選定、年3回の剪定作業、完熟収穫

「ブルーベリーは酸っぱくて美味しくない」・・・こんな先入観をお持ちの方が多いですが、当園のブルーベリーを食べて初めて美味しさが分かったというお客様の反応がうれしいです。園主の私もフルーツが好きで甘酸バランスの良いブルーベリーを食べてから自分でも育てて見たくなり、趣味として始めたもののその奥深さにのめり込むこととなりました。

ネットで情報収集、いろいろな農園を回って味見して品種を絞り込みましたが、実際に栽培して経験した結果18種類くらいで落ち着きました。寒い地域向きのハイブッシュと暖地向きのラビットアイに分かれていますが、当園のある栃木県小山市は中間的な穏やかな気候のため、両系統の品種がすべて適応できます。5月末から始まり8月末までその時々で一番おいしい品種のリレーを続けます。

①品種選定だけでは美味しいブルーベリーは食べれません。
②夏剪定は全体の樹形を整え、冬剪定はに新旧の枝を入れ替え、春先に多すぎる花芽を摘花して大粒で甘い実を成らせます。
③最後の摘み取り技術が一番大事です。収穫初期は美味しくない未熟果を避けて1粒づつ完熟果を見極め、過熟果や烈果を除外します。この手間暇を惜しむと喜んでいただけるブルーベリーになりません。

生産者のこだわり

ブルーベリー生育地に近い栽培環境を追及

当園は山林に隣接した日当たりの良い高台で40aほどの農園です。気候的には温暖で夏冬の寒暖差もあるのでいろんな種類のブルーベリーが栽培できます。できる限り自然に近い形で安全安心な果実を作りたいのはブルーベリーを選んだ大きな理由でもあります。

①農薬は完全に未使用です。隣接農園からの農薬ドリフトもありません。
 イラガ、カイガラ虫、ボクトウガ等の害虫は全て手作業で捕ります。

②化学肥料は未使用です。米糠やもみ殻を入れたこともありますが、最近3年間は無施肥です。特にラビットアイ系は栄養分が多すぎると樹勢が強すぎて実付が悪くなります。前面に散布した針葉樹のバークがゆっくり堆肥化する効果があるかも知れません。

③除草剤も使いません。バークにより草が生えにくいので手で簡単に取れます。

④猛暑でも潅水はしません。これにより収穫した実が甘くなります。

生産者のこだわり

杉・桧の皮(バーク)でマルチング

近くの製材所から入手したバークを敷くといろいろな効果があります。
・草が生えにくい。除草剤不要。害虫の住処がなくなる。
・冬場の保温や夏場の保湿効果あり、潅水不要。
・大雨や強風時に土が飛ばないので収穫した実がきれい。
・杉や桧の香りがして畑にいると気分が良い。靴が汚れない。

生産者のこだわり

大粒・完熟です。そのまま召し上がれ!

当園は6~8月は生果の販売、9月以降は冷凍果の販売をしております。
どちらも大粒・完熟を基本としています。赤くて酸っぱい未熟果や割れたり軟化したものは除外しています。摘み取り後にフルイで選別するとブルームが落ちて劣化するので、手間はかかりますが摘み取る時点で選別をしています。概ね14㎜未満の実は正規品としては出荷されません。

冷凍品も生果と同じ条件で収穫してすぐに冷凍していますので、特に水洗いは不要で、そのままシャーベットの様にまたはジャムやジュースにしてお召し上がりください。

ブルーベリーも品種ごとに食味の違いがあり、当園のこだわりとして生果も冷凍果も品種毎の保存・出荷をしておりますが、どの種類もおいしいです。お客様のご要望により選定はできませんのでご容赦ください。

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