大和川ファームでは山田錦のみ種採りを行い次年度の作付けに利用しています。
なんて書き出せば聞こえは良いのですが隣県に山田錦の種生産者が皆無なんですよね。
福島で初めて、恐らく東北で初めて山田錦の栽培を始めたのが大和川ファームと大和川酒造の契約栽培生産者団体。
県の銘柄米になる前より栽培を始めており、幸いにもここ数年は栽培も安定してまいりました。
しかし山田錦の生産の中心は今でも播州兵庫県。
基本的に西の品種であり種の供給も西日本。徳島や福井から種の購入は行っていますが栽培が滞ることのないよう保険をかけて種の保存を行っています。
とはいえ種採り農家には種採り農家の技術があるらしく市販のものには及びませんね。
雑草の種や茎などが入り混じっておりますが目視で取り除けるものは取り除き塩水選で選抜し工夫しながら利用しています。
収穫後の乾燥など自らの種採り方法を改善していくとともに県内や隣県での種の供給体制が確立されることも切望します。