
埼玉県 秩父郡小鹿野町
佐藤恒志
2015年2月に埼玉県所沢市から夫婦で移住し、1年間の研修期間を経て、2016年4月からキュウリの専業農家として新規就農スタートしました。ここ数年来の異常気象やコロナの影響で、今年からキュウリ以外に少量ですが多品目の生産に挑戦中です。
生産者のこだわり

きゅうりにこだわる佐藤農園
当農園の所在地、埼玉県秩父郡小鹿野町は昭和20年代後半からきゅうりの生産が行われており、香り、味、歯ごたえが良く東京都内の市場では「秩父きゅうり」としてブランド化されています。
地域の生産農家の高齢化や担い手の不足によって生産農家の減少が進んでいた2016年から我が農園は、夫婦2人での新規就農でスタートし、おいしいきゅうりの生産に地域の方々にお知恵を拝借しながら取り組んでいます。

消費者の皆様の食に対する安全・安心に寄り添う農作物の生産
新規就農する2016年以前は、東京都内で公務員として勤務しており、一消費者でした。その一消費者だった時代の食に対する安全・安心を忘れないよう、農作物の生産に取り組んでいます。
当農園の生産する野菜の全てが無農薬、無化学肥料での生産ではありません。しかし、消費者の皆様の食に対する安全・安心に寄り添えるよう、農薬の使用履歴の保存、有機質肥料の使用(菜種かす、大豆かすなど)でのきゅうりの生産、農薬を使用する必要がない場合は極力使用を控えて生産する取り組み(パイプハウスでのトウモロコシの生産など)を行っています。

新たな作物の生産
昨年まで当農園は、きゅうりの専業農家でした。しかし、昨今のコロナ禍の影響などで、このままでは経営が成り立たなくなる恐れがあるため、今年からきゅうりを生産するパイプハウスの数を減らし、空いたパイプハウスでの中玉トマト、ピーマン、トウモロコシの生産に取り組んでいます。また、狭いながらも露地野菜にも挑戦し、ニラ、オクラ、ニンジンを生産中です。
今冬は、ほうれん草、オータムポエム、かぶの生産に取り組み、直売所で好評でした。引き続き様々な野菜の生産に取り組んでいきたいと思っています。