令和6年能登半島地震について
2024/01/02
こちら富山県南砺市です。SNSなどでさまざまな方々からご心配の声、本当にありがとうございます。
今だ余震はありますが、家族全員無事です。

当時わたしは子どもたちといました。夫は仕事で不在。すぐさま揺られながら2階で寝ている赤ちゃんの元へ駆け寄り、抱きしめながら、下にいる子どもたちへ「机の下へ逃げなさい!!!」と叫びながら階段を駆け降り、一つの机の下に頭を隠し、怖がる息子に「大丈夫、大丈夫だからね!!」と声かけながら揺れが収まるのを待ちました。次の揺れに備えて子どもたちを車に乗せ、家や作業場を往復しながら電気やガスを止めにまわりました。命を守れたことが本当によかったです。

作業場に積んであった箱が落ちたり、いろいろと床に散乱しましたが、こんなに大きな揺れを富山で感じたのは初めてでした。
内陸部とはいえ能登から見たら被害はほぼありませんが、やはり怖かったです。

実家の金沢へ行く道も倒木や土砂崩れがあり、一部で通行止めにはなっている模様です。今後も気をつけて行動したいと思います。

話が横にそれますが、お正月で、お店がやっていない元日、実家に行く予定だったので冷蔵庫にストックがないと思っていたのですが、こういう時こそ保存食である干し柿に助けられました。

地震のことで情報集めたり、怖がる子どもたちをなだめたり、余震で寝れなくて、疲れて、、

そんな時の甘く栄養豊富な干し柿。自分で作ったものだけれど、美味しくてありがたくて泣きそうになりました。

被災地に届けたいところですが、道路寸断されて行ける状況にもありませんので、支援金をネットを使って送ることにしました。
わたしと同じように疲れているスタッフや友人たちに会えるようになったら、渡したいと思います。

美味しいと言ってくださる皆様のおかげで今があります。

最悪な状況で始まってしまった令和6年ですが、私の使命は、作物を通して助けられる人を助け、必ず、必ず良くなる、幸せになれる食べ物をつくること。

食べることは生きること。
美味しいものは幸せにできるということ。

みなさま、今後もご安全に。
そして、今年もよろしくお願いします。

この投稿をした生産者

気になる投稿