【安全な野菜は土が決め手】
2022/12/08
11月1日週号の農業共済新聞北陸版に掲載されました。
〜本文より〜
杉林さんは化学肥料や農薬、動物性堆肥を使わない栽培を徹底するほか、野菜の苦みやアクの原因となる硝酸イオンに着目した。野菜を栽培する上で必要不可欠な硝酸イオンだが、その量が多すぎると根が傷み、病気になりやすく、虫が付きやすい。その結果、農薬や化学肥料を多く使うという悪循環に陥る。
硝酸イオンを減少させるため、杉林さんは土作りに力を注ぎ、土着菌に着目した独自の農法を立ち上げた。1坪に200㌔〜1トンのキノコの菌床と、ウッドチップ50.〜200㌔を活用。丈の低い草を残しておくことで土の湿度が高くなり、菌が活発になる状態になる。
硝酸イオンが少ない野菜は、味が濃く、かむほどに甘みが広がり、時間がたっても変色しにくい。野菜が苦手な子供たちがパクパク食べるという。
「土中の菌を体に取り込ませるのが野菜本来の役目ですが、化学肥料を使うとそれが果たせません。この土で育った野菜を食べることで、菌が体に取り込まれ、腸内細菌が整い、健康につながります」
〜本文より〜
杉林さんは化学肥料や農薬、動物性堆肥を使わない栽培を徹底するほか、野菜の苦みやアクの原因となる硝酸イオンに着目した。野菜を栽培する上で必要不可欠な硝酸イオンだが、その量が多すぎると根が傷み、病気になりやすく、虫が付きやすい。その結果、農薬や化学肥料を多く使うという悪循環に陥る。
硝酸イオンを減少させるため、杉林さんは土作りに力を注ぎ、土着菌に着目した独自の農法を立ち上げた。1坪に200㌔〜1トンのキノコの菌床と、ウッドチップ50.〜200㌔を活用。丈の低い草を残しておくことで土の湿度が高くなり、菌が活発になる状態になる。
硝酸イオンが少ない野菜は、味が濃く、かむほどに甘みが広がり、時間がたっても変色しにくい。野菜が苦手な子供たちがパクパク食べるという。
「土中の菌を体に取り込ませるのが野菜本来の役目ですが、化学肥料を使うとそれが果たせません。この土で育った野菜を食べることで、菌が体に取り込まれ、腸内細菌が整い、健康につながります」