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愛媛県 伊予市
みかん のおと
いろんな事があります。
でも、ボクはこんなふうに思うんです。
たとえ地球が明日滅ぶとしても、君は今日リンゴの木を植える。
果樹を植えることは未来への贈り物です。
与え続けられる贈り物
私たちの将来の世代に永続的な遺産を残す最良の方法の一つです。
生産者のこだわり
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見た目なんて気にしないから、驚くほど農薬を使いません。
必要最小限の農薬で育てます。
慣行栽培の90%ダウン(気候条件によっては、80%ダウンになることもありますが)しています。科学的殺虫剤を一切使用していません。
こんなことをしているので、結構害虫がたくさん発生します。
農薬を使わないおかげで、たくさんの天敵が害虫を退治してくれます。
例えばてんとう虫は、アブラムシを食べてくれます。
カマキリなんかも、大きめの虫を食べてくれますが、
カイガラムシなどは、どうしようもありません!
でも大丈夫!
私には、必殺技があります!
それは、「手でトール」
歯ブラシです!!!(因みに、硬さは普通です)
これでゴシゴシ ゴシゴシ!
まあ、結構沢山あるので大変なんですが、それでも許せる範囲まではなんとかできています。
ここまで農薬を少なくするのでかなり見た目が悪いですが、それでもこんなに元気に育って果汁たっぷりの果実をつけてくれます。
除草剤?論外です!
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バルセロナからの想い
1992年2月
あるきっかけでヨーロッパ農業視察に参加しました。
フランス・スペイン・イタリア・ドイツ・スイスなどの大きな都市にも立ち寄りますが、基本的には名前も知らない様な片田舎を回ります。
各国の中・小規模の農場を視察したり、マーケットや街の小さな市場を見学してそれぞれの国の農業政策とか農産物流通事情などについて説明を受けます。
その中でも、特に衝撃を受けたのがスーパーや市場での出来事です。
不揃いで、おまけに泥だらけの野菜
傷があってあまり見栄えのしない果物
それらが当たり前の様に並べられ、道ゆく人達が当たり前に買っていくことです
想像してみてください
昔の日本にも当たり前にあったであろうこの光景
もちろん、文化の違いがあることは分かっています
でも
いつかまた、こんな時代が日本にも来てくれたらどんなに素晴らしい事だろうと
昨年、極端に農薬を使わない(削減率90%)ので、とても見た目の悪い果実でしたが
お求め頂いた たくさんの方々に
傷はあるけど気にならない!!
おいしい !!
そう言ってもらえました。
こんな素晴らしい方々に出逢わせてくれたことに感謝いたします。
そして、これからもずっと,,,
みかんのおと の こと
みかんのおと の ふたつ の想い
みかんの おと
みかんの苗を植えました
これからどうやって育てていこうか?
出来るだけ農薬を使わない方法は?
トイレもダメ、お風呂もダメ、どこでどう考えても良いアイデアが思い浮かばず数ヶ月・・・
やっぱり畑でみかんの樹と向き合うことでしかアイデアは出て来ない!
そう思って畑には来てみたものの、そんな簡単には・・・・・
それは突然でした!!
空から降ってきたんです! 「フィボナッチ数列」 が
向日葵の種の配列、松ぼっくりの傘の模様、野菜のロマネスコ、モナリザ・・・・
自然の中には沢山のフィボナッチ数が溢れているじゃないですか。
そうだ!この方法で行けば良いんだ!
こんな事って誰も思いつかないよね?ボクってすごくない?と、思ったまさにその時!!
ポケットのpodcastから、 フィボナッチ数列〜〜〜〜〜 と雄叫びが!!!!!
????
ちょっと待ってよ、こんなのボクが最初じゃないの??
悶々とした気持ちで色々調べてみたら、フィボナッチさんよりも少し早く
インドの「ヘーマチャンドラ」という僧侶がインド古典詩の韻律(音)から見つけたそうじゃないですか
これでいこう!
ボクには特別な才能は無いけれど、好奇心がとんでもなく旺盛なんです
自然に対して、人間はほんの少しのお手伝いしかできませんが
「おと」を頼りに
みかん のおと
雷さんの良く鳴る年は、お米が豊作になるそうです
昔の人は、雷様が稲にあたると妊娠して子を宿す=お米が沢山採れると考えられていたそうです
今は、その理由が解っていて雷の高温・高圧力で空気中の「窒素」が固定され、それが雨に溶けて
田んぼに肥料として「窒素」を与えるので、稲がよく育つということです
そう、まさしく空の上で「ハーバーボッシュ法」が起こっているんです
農家の「爺様」達はこの事を経験と伝承によって解っていたんですね
そして「稲妻」という言葉が生まれたそうです
その土地の、細かな気候や地形に合わせた栽培技術があります
私の果樹園のご近所にも先輩方がいらっしゃいますが、誰も具体的に、数字で、言葉で、こうするんだと
仰る方はいません
昔から、これはこうするもんだ!と
でも、農家の爺様は(私もそれなりに爺ですが)知っているんです。
代々続いてきた経験の積み重ねを、その体で受け継いでいるんです。
日本の伝統芸能や音楽のように、口伝で伝えられてきたその技術を言葉にして
ボクの「のおと」に書き留めて、新しい人に繋いでいきたいと願っています
ボクのようなものは、これ から沢山でてきます。ボクよりもっともっと何 でもできる人がボクよりもっと立派にもっと美しく、仕事をしたり笑つたりしていくので すから
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有機肥料だけで栽培します。お魚系と海藻系だけです。
少しでも甘く美味しくしたいから、地面の下に気を使います。
土をふかふかにしたいので堆肥を使いますが、動物系ではなくて木質系のものを使います。
化成肥料を一切使わずに、有機肥料だけで育てますが有機肥料は、お魚系と海藻系のものを使って、ゆっくりとゆっくりと吸収させてあげます。
もう一つ大切にしているのが「ミネラル」です。
ミネラルは、食味向上に役立ったり植物生理を活性化させたりと、大切な働きがあります。
人間の血液や体液も海水の成分と似ていると言われます。これは、生命にとって海のミネラルが必用なことの証明です。
美味しさや健康を育むミネラルバランスの基本は海にあると思って、海からのミネラル資材をみかんの生育ステージのタイミングを観ながら使います。
植物は根から吸収された「窒素」と、葉で光合成して作られた「ブドウ糖」を結合して、タンパク質を作りながら成長します。
でも、天候不順や施肥量が多かったりするとバランスが崩れて、未消化窒素(硝酸態窒素)などとして植物の中に(果実)残ってしまいます。
未消化窒素 (硝酸態窒素など)は健康に悪いだけでなく、作物の病気や虫を誘発したり、果実の鮮度を悪くしたりします。逆に硝酸態窒素の消化を促せば、虫や病気の被害は少なくなり、糖度や旨み、鮮度など品質が向上します。
当園では、特にこの事に注目して「未消化窒素」を減らす様、特別な栽培管理をしています。
そして更に、みかんの樹の仕立て方を今までには無かった考え方で、並木仕立てにしました。
リンゴ栽培で採用されている「トールスレンダースピンドル仕立て」にヒントを得て、
写真の様に、一列にして背を高くしてあげます。
こうする事で、風通し・作業性をよくするだけでなく、植物内の栄養分の流れや、植物ホルモンの(例えばオーキシンとかサイトカイニンとか、もっともっと沢山ありますが)働きをよりスムースにさせてあげて、より健康で元気なミカン作りをしています。
蛇足なんですが、小さな苗を植えた時どうやって仕立てをしていこうかと考えていた時に、空から降ってきたのが この屋号です!
詳細情報
経歴・沿革
1980年 農業改良普及員資格を取得
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