わかめに種類があるのを皆様ご存じでしょうか?
わかめは、1965年頃から養殖が盛んに行われるようになり、現在はわかめの生産量のおよそ9割が下記の2種類に占められているようです。
品種は植物学的には1種類ですが、養殖ものについては、葉の形状、茎の長さ、品質などから、南部わかめ(北方型)、鳴門わかめ(鳴門型)に分類され、その産地の名を冠しているものが多いようです。
①南部わかめ(北方型) 主に東北地方、北海道で養殖されており、三陸わかめとも呼ばれます。葉は切れ込みが深く大きいのが特徴で、茎が長く養殖に適しているため、最近ではほかの地域でも養殖するところが多くなって来ています。
②鳴門わかめ(鳴門型) 鳴門海峡産で、葉は南部わかめに比べ切れ込みが浅く茎が短い。最近は天然ものが減少している。
鳴門海峡の急流の中で育つのでしっかりとした歯ごたえを愉しむことが出来ます。
私は、商売柄どちらの「湯通し塩蔵わかめ」も食べますが、それぞれに個性があって、どちらが良い(悪い)と優劣をつけるようなものではないと思っております。
食べられた方のお好みにあう品種を選ばれるのが良いと思う次第です。
さて、わかめの栄養成分ですが、
日本食品標準成分表2015年度版に記載の「カットわかめ」の数値を左側に、長尾水産令和2年度産の塩抜き後(食べる前の状態)の検査値を右側に記載いたします。
100g当たり
カットわかめ 長尾水産わかめ
エネルギー 138kcal 10kcal
たんぱく質 18.0g 1.4g
脂質 4.0g 0.1g
炭水化物 41.8g 3.5g
ナトリウム 9,500mg 343mg
食塩相当量 24.1g 0.87g
行間がうまく揃いませんが、長尾水産わかめのたんぱく質は、1.4gです。
淡路島 長尾水産