鳥インフルエンザとこの時期の放牧について(法令遵守)
2022/11/14
「放牧養鶏を、良い形で未来に繋ぎたい。」

今シーズン鳥インフルエンザ国内9例目が確認されています。(11/15時点)

1例目:16万9000羽処分、2例目16万3000羽処分、3例目4万羽処分、4例目100万羽処分、5例目51万羽処分、6例目15万羽処分、7例目3万4000羽処分、8例目60羽処分(アヒルなど)、9例目4万4000羽処分。

現在、約2,110,000羽。(11/15時点)

処分...。...?

今年もまた、たくさんの鶏たちが命を落とすことになっています。 早く終息することを切に願います。

通常の養鶏場(ケージ※)では、1養鶏場あたり何万羽、何十万羽単位が普通です。(※国内採卵養鶏のおよそ90%以上)

平飼いは、10%以下。

放牧(放し飼い)は、ほんの僅か一握りです。

ここからこの時期の放牧と、放牧養鶏への考えについて少しお話しします。
※これから養鶏を始めようと考えられている方、現在、放牧(放し飼い)をされている方にも、読んで頂ければ幸いに思います。

ナチュラルエッグラボでは、

少し前から放牧はお休みしています。

こうしたことも産卵には多少影響するのですが、
毎年この時期はそうしています。

家畜保健所さんと連携し、私の判断でそうしています。
飼養衛生管理基準を遵守した上で飼養する責任者として。

自分がこれがいいから、

こうしたいから、

「それはできません!」

「この時期も放牧します!」も

できないことはないです。

特にうちの場合は、適合した放牧場を整備しています。(※現在の日本のルールに適した形で放牧(放し飼い)されているところは私が知る上で10件あるかないかです。)

それでも、この時期は放牧しません。

鶏たちを守ることは勿論、

近隣の養鶏場を守ることにも繋がりますし、

何より、この飼養スタイルを守り繋げていくことに関わります。

「こういう飼い方は健康だから感染しない。」

は、絶対的に言える根拠がありません。

また、放牧していたから感染する。

鶏舎にいるから感染しない。

ということもありません。

しかし、

もし何かあった時、

もう遅いです。

全羽処分。

「あそこは、シーズンが来ても放し飼いで外に出して飼い続けてたもんね。」

「放し飼いはやっぱりダメ。」

になってしまうのは、

嫌です。

現状のルールをきちんと守った上でやることで、

こうした飼養が認められ、きちんとした形で拡がっていけばなと。

そう思っています。

いつも放していたい気持ちもあります。

然しながら、

今現在のみの、自己満足や、ブランディングだけでなく、

本当にこの暮らしを届け、繋げていくために、

日本の放牧養鶏、鶏たちの将来を見据えた選択をと考えています。

そして、
今年から放牧のお休み期間を利用し、放牧場にクローバーの種を蒔き、栽培に挑戦しています。

放牧出来ない分、シーズンが開けた際に少しでも鶏たちに楽しんでもらえるように、放牧場の活用を考えました。

どうか沢山生えて、鶏たちが楽しんでつつけますように...🍀


※みんな元気にたくさん食べています🍚

※元々鶏舎内も通常の平飼い基準より十分なスペースを確保しているので問題はありません。





naturalegglab


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長崎皇帝


長崎皇帝卵




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