

山形県 鶴岡市倉沢
加工蔵まや
伊藤 孝紀
山形県鶴岡市南部にあります摩耶山(標高1020m)という山の麓にある集落に加工場を設置し、地元で採れた山菜やきのこ、また自家栽培しているお米を活用した加工品の製造と販売に取り組んでおります。
山形県鶴岡市旧朝日村の紹介。
鶴岡市旧朝日村は庄内地方の最南端に位置し東側に月山、南側に朝日連峰の以東岳がありブナを主体とした落葉広葉樹林帯が広がる山地率94%の純山村です。その恵まれた山林環境からは豊富な山菜資源が得られます。
生産者のこだわり

栃の実を使用した栃餅の製造。
鶴岡市旧朝日村の山域で自生しているトチノキから採取した栃の実を使用して主に栃餅や栃餅を製造しております。
もち米は自家栽培しているヒメノモチを使用しており、伸びのあるお餅に仕上がります。

山形県南庄内地域に伝わる伝統菓子『黄色い笹巻き』の製造。
笹巻きは山形県内では古くから端午の節句🎏で食べられてきた伝統菓子です。笹巻きは、浸水後に水切りしたもち米を笹の葉で巻き、結びひもをかけた後、熱湯でゆで上げた食べ物です。
特に私共が暮らしている、山形県鶴岡市南部では灰汁水の上澄みで煮る調理方法が古くから定着しております。灰汁水とは、ナラやブナなどの落葉広葉樹を焼いてできた木灰を使用して火にかけ、沸騰させて、その上澄み液をとったものです。灰汁水に浸水したもち米は黄色く染まり、笹の葉に包んで煮詰めることで軟化してぷるんとした食感に変化し、口当たりはお湯で煮るタイプの「笹巻き」とは異なります。

オニグルミを使用した加工品の製造。
鶴岡市旧朝日村の山域はたくさんの沢水が通っています。その沢沿いの環境を好むオニグルミという日本で自生している野生のクルミの木があります。秋になるとたくさんの実をおとします。この実を採取してもち米を使用したおこわなどの加工品を製造しております。
詳細情報
経歴・沿革
2003年10月1日に創業しました。
メディア実績
2022年4月に日本放送系列、YBC山形放のピヨたまワイド内で私共が製造している灰汁を使用した山形県の伝統菓子『笹巻き』が紹介されました。