アリアケスイサンの投稿一覧

今月27日、無事今年の海苔生産が終了しました。
そして昨日29日が海仕事納めでした。
寒波前に終われてよかったです。
今日は船に門松と鏡餅を飾りました。
年末に予想外のご注文をたくさんいただきましたが、こちらの不手際で発送が遅れてしまいます。
ご注文くださった皆様、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
大変申し訳ございません。
仕事始めは4日の予定です。
そして、6日から二期作目の冷凍網張りを行います。
本年も皆様には大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
それでは、皆様よいお年を。

ご報告が遅くなりましたが、令和2年度アリアケスイサンの新海苔採れました！
今月16日の夜から初摘みを始めました。
初日は海でも工場でもいくらかトラブルはありましたが、バタバタしながらも無事に乗り切り、7日間初摘みと海苔の乾燥作業を行いました。
今年は少し硬めの海苔でしたが味は美味しいです。
現在、自社で販売分の初摘み海苔は業者さんに焼き加工をお願いしています。
年末から1月上旬頃には令和2年度の『藻紙』として販売再開予定です。
そして、後半の3日間はばら干し海苔『紫彩』を作りました。
令和2年度の紫彩はふんわりした仕上がりで、昨年のと比べると味がやや薄かったです。
昨年のはカッチリした仕上がりで、ここ数年で一番の甘みと旨みがありました。
同じように育てたつもりだけど、なかなか思う通りにいかない。
ちなみに、ここ数年で一番の出来の令和元年度紫彩は、コロナの影響でまだふんだんに在庫があるので、春くらいまではご購入いただけます(笑)
現在は初摘みも終わり2回摘み中です。
今年いっぱい生産を頑張り、来年1月から二期作目の予定です。

11日から始めた冷凍網作業も、3日目の本日終了しました。
これは、海苔網を陸揚げして干し、冷凍する作業です。
冷凍保存した海苔網は二期作目の網になります。
有明海の海苔養殖は二期作で、一期作目と比べて二期作目の期間と収量はおよそ倍以上。
つまり、すごく重要な作業です。
ちなみに、網を冷凍するので、二期作目のことを冷凍網とも呼びます。
海苔って冷凍しても死なないんですよ。
夜3時から出港してたので、みなさんの投稿にまだ目が通せていません。
落ち着いたら返信します。
というか、落ち着く間もなく初摘みまで1週間きりました！

海苔の種付けから20日目。
もうふさふさです。
平均2センチ、長いところで3～4センチ。
海苔網もぱっと見、元の色がわからないくらい海苔色に染まりました。
初収穫予定まで2週間きりました。

今月18日、令和2年度の海苔の種付けでした。
海苔養殖の中でも特に重要な作業です。
この日にのりの種を入れた海苔網を海に持っていき、そしてうまく種が付いたらそこから海苔の成長が始まります。
前日の17日に、海苔網に海苔の種を入れました。
海苔の胞子は春から秋にかけて二枚貝の殻に潜り込んで成熟するという習性を利用して、夏に牡蠣殻を使って水槽で海苔の種を培養します。
黒くなった面に海苔の種となる胞子が詰まっています。
この黒い牡蠣殻を、夏場に海苔網に取り付けたビニール袋の中に入れていき、再び丸めます。
海苔の種を入れて再び丸めた海苔網は、トラックに積んで漁港へ行き、船に載せます。
全て載せ終えるとシートを被せてビニール袋の中の海苔の種が乾かないようにします。
そして本番当日、夜明け前から海苔網をたくさん積んだ漁船で出航し、海苔漁場に海苔網を流し、設置しました。
海苔網を流し終えると、支柱に付けている綱を海苔網に取り付けます。
この綱によって、潮がひくと海苔網が宙吊りになります。
宙吊りになると、牡蠣殻が入ったビニール袋が見えます。
健全な海苔の生育には、海水から出て空気に触れる時間も必要なんです。
有明海では、この潮の干満差を利用して海苔を育てます。
およそ1ヶ月半、この日を迎えるために支柱を立て、準備に勤しんできました。
でも、これからが本番。
海苔の成長を手助けするためにあれこれ世話を焼きます。
順調に行けば、11月中旬頃初収穫を迎えます。