

鹿児島県 大島郡瀬戸内町
加計呂麻島 タイケイ製糖
中田 米城
代表:中田米城
奄美群島の離島・加計呂麻島で生まれ、高校進学を機に奄美大島の対岸の街・古仁屋に移り住みました。
在来さとうきび「太茎(タイケイ)種」の味わいが忘れられず、定年退職を機に2008年から加計呂麻島の実家跡周辺の土地の開墾を開始。
今は大島海峡を自家用ボートで渡り、畑の手入れに向かう日々です。
☆中田さんはパソコンが使えないので、担当・森が対応いたします!
☆ご希望の数量や組合せがない場合は、お気軽にメッセージください。ご希望に応じたご注文ページを用意いたします。
生産者のこだわり

今では希少になった「在来さとうきび」を栽培
在来種さとうきび「太茎種(タイケイ種)」は、品種改良後のものに比べて台風や虫に弱く、今ではほとんど栽培されていません。しかし味はピカイチ!
実際に太茎種からつくる黒糖やきび酢を食べ比べると、味が違います。
「美味しい黒糖やきび酢をみんなに味わってもらいたい」という一心で栽培に励んでいます。
さとうきびの栽培から加工まで全て「手作業」
ハーベスターでは取り除けない雑草や不純物を丁寧に取り除いています。
そのため、「黒糖」は大きな工場が1日で作る量を、1年かけて製造しています。
また、そもそも総生産量が少ないと言われている「きび酢」でも、最大手の1/25しか製造できません。
日々こつこつと、ヒューマンスケールに畑に向き合っています。

在来さとうきびを自然発酵・長期熟成させた「本格きび酢」
「きび酢」は、日本の中でも奄美地方でしか生産されていない、全国的にも希少なさとうきびの発酵食品です。
その高い栄養価から鹿児島県の奄美の長寿食材として調査対象になったり、近年はTVで全国放送されるなど、徐々に注目を浴びつつあります。
中でもタイケイ製糖のきび酢は、酢酸菌無添加、非加熱製造。在来さとうきび・太茎種の表皮にのみ存在する酢酸菌が自然の力だけで発酵・長期熟成した「本格きび酢」です。
瓶詰めもやっぱり手作業!
在来さとうきびを独自の割合でブレンドした「純黒糖」
在来さとうきび「太茎種」には、緑色の茎のものと、赤色の茎のものの2種類があります。
優しい味わいの緑色のものと、コクのある味わいの赤色のものを、独自の「美味しくなる割合」でブレンド。
日持ちやコストの面で、本土で流通する黒糖の多くが水飴等の他の糖類を添加した「加工黒糖」ですが、こちらはさとうきび搾汁のみで作った「純黒糖」です!
詳細情報
経歴・沿革
1948年 中田さん、加計呂麻島で生まれる
9人兄弟の8番目だが、出生前に一家は満州からの引き揚げを経ており、出生時には上の兄姉が3人しか生存していなかった。
1963年 高校進学のため、奄美大島・古仁屋に転居
加計呂麻島には高校がないので、下宿。
〜高校卒業後、職を求めて島を出るも、奄美に戻り、真珠養殖場などで働く〜
2008年 真珠養殖場を定年退職
畑の開墾を開始。同時に、空き家になっていた実家をDIYで製糖工場に改装。
昔は集落のみんなで協力して黒糖やきび酢を作っていたので、製法は生活を通して自然と知っていた。
2015年 パソコン担当・森、中田さんに出会う
加計呂麻島を旅行中に、たまたま製糖作業中の工場の前を通る。目が合ってその様子を見せてもらうことに。
2017年 インターネット上ので販売を開始
メディア実績
2024年5月 NHK『情報WAVEかごしま』
2024年5月 プレジデント社『dancyu』食の絶滅危惧種(きび酢)
2023年12月 文藝春秋『CREA』贈りものバイブル(きび酢)
2022年10月 マガジンハウス『anan』安心して使えるご当地調味料(きび酢)