三重県 志摩市
田舎の浜辺 (あおさ・ひじき・ふのり・アオサ・青さ・フノリ)
伊勢志摩で夫婦二人だけで漁業をしている極小生産者です。
メインはアオサ養殖で「あおさ専門」です。
「自分が食べたい物」
「自分の子供に食べさせたい物」
を、お届けするというのが私の考えです。
詳細情報
経歴・沿革
私は伊勢志摩で生まれ育ち一度も伊勢志摩を出た事はありません。サラリーマンをしてた旦那が海の仕事をしたいというので、あおさ養殖を始めました。漁業の世界は閉鎖的で地元出身でも新規参入は凄く大変でしたが、なんとか許可を頂き始める事ができました。
初めの2年間は大変でした。技術も知識もないし赤字どころか、当時は子供が小さかったのですが毎日の食に困るくらいでした。親戚に生活費を借りて次の年に返して、また借りる。
そうやって凌いでる内に勉強して技術を身に付け入札会で一番の高値を付けた事もあります、凄く嬉しかったです。
しかし、自然は残酷なもんで…その当時と比べると今は海水温が3度近く高くなりました。私達の漁場は外洋に近いので泥濁りは少なく良品がとれる海なのですが、その反面、外洋水温の影響をモロに受けます。あおさ養殖を始めた当時は一定の養殖方法が通用したのですが、今は年ごとに海況が変わるので思ったようにできません。
本当は、自分達が切り開いた地元のアオサ養殖とその技術を子供に受け継いでほしいのですが、海の状況が変わりすぎて、とてもとても子供たちには言えませんでした。
子供たちが就職する時に「アオサ養殖はダメ、少しでも都市に近い所で働いた方が良い」と言いました、凄く悔しいし何とも言えない気持ちですが、そういう他なかったです。
なので、私のアオサは、私達夫婦の代で終わる予定です。
いつまで続けられるか分からないし大きな設備投資もできません。
夫婦で種付けから梱包まで全てしています。
所詮は二人だけの夫婦生産者で至らぬ点はあるかと思いますが
「気に入ってくれるかな~?」とか夫婦で話しながらお送りしています。
楽しんで頂けると嬉しいです。