平成27年12月15日、私たちの五ヶ瀬町を含む高千穂郷・椎葉山エリアが、国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に認定されました。その一つである山腹用水路の一つが、妙見神水を日陰の棚田にそそぐこの水路です。
しかも!妙見神水は平成の銘水100選に!日陰の棚田は日本棚田100選になっており、国内でも世界でも評価されています。
そこで栽培したお米が「四億年の大地」米です。
このネーミングも実は妙見神水の別名に由来します。この水を湛える祇園山は九州本島では最も古いと言われる、4億3千万年前のシルル紀という時代の地層(四万十層)です。地質学者が日本中から訪れ調査をし、その時代の指標となるクサリサンゴやハチノスサンゴといった化石が多数出土することから、明らかになりました。
つまり、ここの地層は4億3千万年前には熱帯地方の海の底にあり、そこにいたサンゴが化石となっている。その後移動し、どこかで地殻変動が起き隆起し陸となり、そのまま今の位置まで移動した!という事です。
そこから湧き出る水なので「四億の雫」という別名を地元の方が付けています。そこで私たちがお米をブランド化しようと話し合い、土地に注目し「四億年の大地」というネーミングにしました。
ですので、もともと海にあったミネラル分が水に溶け込み出てきますので、もちろんお水も美味しいのですが、その湧き水だけでお米を栽培していますので、味も抜群!という訳です。今回は長い説明になってしまいました。皆様、是非ご賞味下さい。