
「一番美味しいアスパラガス」は?食べチョクアスパラグランプリの結果発表!
アスパラグランプリとは
「アスパラグランプリ」とは、2024年3月21日(木)に明治大学で開催された「明治大学フィールドデー2024」にて行われた「一番美味しいアスパラガス」を決めるイベントです。
全国のアスパラガスを、食味分析アドバイザーの大瀧直子氏による「官能評価分析」や「品質分析」を予選会として実施。上位4生産者を選出しました。予選会を通過した4生産者のアスパラガスを当日、先着30名の参加者に食べ比べと順位付けをしていただき、総合大賞および金賞を決定しました。
野菜の中でも特に栽培管理が難しいと言われているアスパラガス。美味しいアスパラガスを作るには、高度な技術が必要です。
この記事では、総合大賞および金賞に輝いたアスパラガスをご紹介します!激戦を勝ち抜いてNo.1に選ばれたアスパラガスとは…!?
結果発表
総合大賞 NAKAO FARM (佐賀県)
2023年に行われたアスパラグランプリでも1位を獲得した、NAKAO FARMさんが2連覇!
◾️品種:ゼンユウガリバー
◾️食味分析アドバイザーの評価
・甘味と苦味のバランスが素晴らしいほど良い
◾️一般参加者の感想
・味のバランスがとても良い
・太いのに筋っぽくなく、とても柔らかくて美味しい
◾️栽培のこだわり
・春に出てくるアスパラガスだけでなく、夏に出てくるアスパラガスまで美味しく食べられるアスパラガスづくりに励んでおります
・アスパラガスに無理をさせず、アスパラガス本体の生態生理に合わせて栽培を行なっております
・自分で配合した堆肥を使用しております
金賞 ひがじま農園(佐賀県)
◾️品種:ゼンユウハヨデル
◾️食味分析アドバイザーの評価
・甘味も苦味もあり、とても大人な味である
・官能分析では、味が濃く、棚持ちが良かった
◾️一般参加者の声
・ほどよい苦味がクセになりそう
・とても柔らかく、1位の方のアスパラガスととても悩んだ
◾️栽培のこだわりポイント
・2月中にハウスを暖かくし、3月は春芽のピーク!
・春が旬のアスパラガスですが、夏に出てくるアスパラガスでも味が劣りません!
・牛ふん、豚ふん、植物堆肥のMIX堆肥やミネラル肥料を使用
金賞 あすぱらハウス(群馬県)
◾️品種:ゼンユウガリバー
◾️食味分析アドバイザーによる評価
・甘くて美味しく、苦味が少ない
・官能評価では、糖度が一番高かった
◾️一般参加者の声
・とっても甘くて美味しい
・アスパラガスがこんなに甘いことにびっくりした
◾️栽培のこだわりポイント
・牛ふん堆肥や、アミノ酸肥料、菌資材を定期的に使用しています
金賞 TN Farm(埼玉県)
◾️品種:太宝早生
◾️食味分析アドバイザーによる評価
・甘味と苦味のバランスがとても良い
・1週間経っても、コクがあり、とても歯応えがある
◾️参加者の声
・とても歯応えがあり、筋っぽくなくて美味しい
・えぐみがなく、とても美味しい
◾️栽培のこだわりポイント
・新栽培法「採りっきり栽培®️」を導入しております
・土壌分析の結果に基づいて肥料の量を調節しています
受賞した生産者さん自慢のアスパラガスたちを、ぜひご堪能ください!
明治大学フィールドデーとは
食べチョクを運営する株式会社ビビッドガーデンが、明治大学野菜園芸学研究室とサナテックシード株式会社と共催で、アスパラガスの魅力や生産現場の最新情報の発信を目的としたイベントです。
美味しいアスパラガスを紐解くパネルディスカッション
パネルディスカッションでは、食味分析アドバイザーの大瀧直子氏による今回の「アスパラグランプリ」について解説していただきました。さらに生産者や種苗会社、食べチョクなどさまざまな目線から、「消費者に求められるアスパラガス」についてのディスカッションも行われました。