人智を超えた自然の育み
その邪魔を 自分は出来るだけしたくない
<菜の花米の特徴>
早春に、辺り一面満開となった菜の花の景観をたっぷり楽しんだ後に、土の中に鋤込んで緑肥という肥料にします。
初夏には米糠や油粕で作った自家製ボカシ肥料を追肥して育てました。
更にミネラルたっぷりの ニガリや木酢液を水と一緒に流し込んでいます。
《分づき米も選べます》
玄米食をするなら、玄米を食べている農家の玄米がお勧めです。菜の花米は、玄米で召し上がるとそのパフォーマンスを最大限に取り込んでいただけます。
でも、玄米は食べ慣れてないのでチョットいう方には、コメント頂ければ分づき米に無料で精米します。(糠の重量は減少します)
分づき米は、3分づき、5分づき、7分づきからお選び頂けます。数字が小さいほど、糠の成分が多く残ります。
<包装のこだわり>
水分が減少しにくい5kg用の保湿の紙袋に入れてダンボール箱でお届けします。
重量はダンボール箱の重みを入れての5kgです。
玄米は生きているので呼吸をします。呼吸をすると体内のデンプンを消費するので味が落ちてきます。呼吸を抑えるために脱酸素剤を入れますが、冷蔵庫の野菜室か冷暗所に置いて頂くことをお勧めします。
5kg包装なので冷蔵庫に入りやすく、開封するまで空気に触れないので鮮度が持続します。
<栽培のこだわり>
✲滋賀県の環境こだわり農産物の認証と、高島市農産ブランド 【ランク2】の認証を取得しています。
✲化学肥料不使用
発酵鶏糞や自家製のボカシ肥料といった有機肥料を使って、まず菜の花の種を蒔いて育てます。
そして、菜の花が満開になったら種をつけるのを待たずに土に鋤き込んで、緑肥という稲の肥料にします。
土の中で微生物によって分解された菜の花が、化学肥料に代わって稲を育てます。
✲節減対象農薬:当地比85%減
田植えの後に2成分の除草剤を使用しました。
殺菌剤と殺虫剤は使っていません。
除草剤の効きめが落ちてから生えてくる多年生の雑草には、自分で開発したピアノ線除草器“すいスラ”を押して、頑張って人力で除草しました。
農薬の使用を抑えると、田んぼは小さな生きものとたくさん出会える楽園になります。
毎年野生のカモが飛来し、キジが鳴き、水中にはヤゴや蛍の幼虫、オタマジャクシ、豊年エビが泳ぎ、無数のイトミミズ、タニシやドジョウ、ザリガニ、またそれを食べにくる亀やサギなど。アゼに生えた雑草のセリで育ったキアゲハの幼虫が田んぼでサナギになって羽化することもあります。そんな自然豊かな田んぼにお米が実ります。
✲農産物検査、食味値測定、土壌診断を実施
収穫後は公的機関で農産物検査と食味値測定を実施し、その年の成績を客観的に明らかにして、来年の課題を見つけ取り組んでいます。農産物検査を受ける事によって、年度、産地、品種を法的に表示できる様になります。
ちなみに、令和6年産菜の花米は、農産物検査では全量一等米、食味値は特別栽培米が82点、農薬化学肥料不使用米が87点の成績でした。
また、土壌診断を実施して土の健康状態を把握し、適正な施肥管理を行っています。
想いや気持ちを大事にしつつも、自然まかせにするのではなく、科学的な裏付けが伴っているかも判断材料にして、客観的に美味しいお米が継続して穫れるように努めています。
<産地の特徴>
高島市は滋賀県の北西部に位置し、市の面積の72%は森林が占めます。「びわ湖源流の郷たかしま」は、琵琶湖へ注ぐ水のほぼ3分の1を生み出す地域です。
日本一の琵琶湖を擁する滋賀県は、美味しさで定評がある近江米の産地であるとともに、三方良しで有名な近江商人の出身地でもあります。自分良し、相手良し、世間良しの精神は滋賀県の環境保全型農業にも脈々と受け継がれています。
全国の特別栽培農産物の栽培基準は、化学合成農薬および化学肥料の使用量を、その地域の慣行の5割以下に削減する事が要件となっています。
滋賀県の環境こだわり農産物の認証要件は、これらに加えて濁水の流出防止など、琵琶湖をはじめとする環境への負荷を削減する技術とセットになっています。
その歴史は昭和52年(1977年)に琵琶湖に赤潮が発生し、その対策のために2年後に定められた琵琶湖富栄養化防止条例にまで遡ります。
環境こだわり農産物を県が認証する制度は平成13年(2001年)に県独自で始まり、やがて国が制度を取り入れて特別栽培農産物認証制度へと繋がっていきます。
SDGsで環境保全型農業が注目される昨今ですが、それをリードする滋賀県の近江米です。
<品種など>
コシヒカリは言わずもがなのモチモチ感。我が家では発芽酵素玄米や分づき米にして食べています。
*贈答用に熨斗紙をおかけすることも出来ます。表書き、名入れについてはご相談ください。
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