令和6年7月25日から26日にかけて山形県と秋田県を襲った豪雨により、私が住んでいる山形県三川町では内水氾濫による農地の浸水が広範囲で確認されました。
幸いにも浸水翌日には水が引き、浸水していた時間が短かったことから稲の生育を妨げるような被害はありませんでしたが、このお米が栽培された田んぼ(有機圃場)では、有機圃場ではない近隣の田んぼをたどって水が流入し、浸水したことが確認されています。このことから、有機圃場ではない田んぼで使用されていた農薬や化学肥料の成分(有機農産物への使用が認められていないもの)がこの有機圃場に流れ込んでしまった可能性があることを否定できません。
以上の理由により、このお米は厳格に定められた有機農産物の基準を満たすかどうかという点で疑問が生じるものであることから、令和6年産のお米については有機認証の格付けを取り下げて出荷するに至ったものです。
山形ゆりあふぁーむでは、従来より有機栽培米を生産してきましたが、令和6年産の有機栽培米の一部について、豪雨災害の影響を受けて有機栽培の表示をすることができなくなりました。しかしながら、農薬、化学肥料を使わない、環境にやさしい“あいがも農法”によって育てられたお米であることに変わりはなく、豪雨災害の後も有機農産物の栽培手順に則って有機的管理を続けてきました。豪雨の影響は受けましたが、豪雨にも負けずに順調に生育してきました。
ほんの一日だけの大雨で、アイガモたち(300匹の仲間)と一生懸命育てたお米は本来の認証が出来ず、有機的管理米となります。
従来のJAS認証と同じ、農薬、化学肥料を使わない安心のお米ですので、ぜひ、災害応援米としてお召し上がりいただければ幸いです。
<味> ミネラルを多く含みバランスの取れた有機質の田んぼで栽培されたつや、香り、粘り、旨みのバランスがとれた口あたり良いお米
<栽培のこだわり>
300匹のゆかいな仲間とともにつくった楽しいお米。農薬や化学肥料を一切使用しないで、土づくりにこだわり、土本来の力で栽培されたお米。
<産地の特徴>
北には出羽富士と称される”鳥海山”、東には”出羽三山”から注がれる冷たい雪解け水が豊潤な大地を育てます。
<品種など>
山形県が10年以上の歳月をかけて開発した、旨み成分であるグルタミン酸やアスパラギン酸の含有量が非常に多く、粘りと甘味に優れたお米。
<つや姫ブロンズマイスターが作る>
つや姫が作られることが許された生産者の中から、さらに山形県認定のつや姫マイスターという制度があります。そのつや姫マイスターの会の中でつや姫おいしさの神コンクールが開催されました。山形県内4つの地域に分かれ、予選会を行い上位2名が決勝に進みました。その決勝進出者8名のお米を23名の審査員で実食し、審査を行いました。そこで、私の作ったつや姫が見事3位(ブロンズマイスター)を獲得できました。各地域を勝ち抜いたつや姫マイスターのお米のため、すべて香り、旨みがあり甲乙つけがたく大変美味しいかったです。これからもつや姫の美味しさを追求しながら農作業に精進したいと思います。
また、大好評につき、この300匹のゆかいな仲間が作った(有機JAS認証つや姫の)玄米を用いた”玄米おこし”をお付けしております。お米本来の美味しいと絶妙の甘さのお菓子をぜひ、あわせてお召しがりください。
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