人が稲を育てるために肥料を撒き、畦を塗り、水を溜めた田んぼ。
そおっと覗いてよく見てみると、人工的な環境に思えるこの場所にたくさんの生き物がいることに気づきます。
人は明日の糧を得て、子孫を残すために田んぼで稲を育てます。生き物たちの多くは、人為的に温度の上げられた豊かな水に起因する餌の豊かさを知っていて、繁殖のためここにやってきます。2000年以上の長い時間で育まれた人と生き物の素敵な関係がここにあります。一昔前までは人も立派に自然の一部だった。
このお米を食べることで、そんなことに思いを馳せていただけたら幸いです。
▼商品概要
20年以上、農薬・化学肥料を一切使っていない田んぼで育てたお米です。
田んぼは中央アルプス経ヶ岳の山麓部にあり(標高850~900m)、水はその山から出る最上流部の汚染されていない渓流水を入れています。
肥料は自家製の土着菌ぼかしと米糠、前作の切藁、そして牡蠣殻。
通常より大きく育てた苗を植え、水管理を徹底することで抑草に努め、さらに除草機を1回入れ、手取りも1回。結果、雑草の管理はまずまずで、平均反収は8俵半。水田面積は3反と少なく、手入れが行き届く無理のない規模で大事に稲を育てています。
乾燥はハザ干しの天日乾燥です。
貯蔵は劣化の少ない籾貯蔵。籾摺りはお届け直前の3日以内に行い、鮮度にもこだわっています。
▼品種・味の特徴
混植米(こんしょくまい)は玄米で食べるお米です。
ウルチとモチ、赤と黒と紫と白、長野県で手に入る標高900mの田んぼに適した17種類の種もみを混ぜて播き、育てています。収穫したいろいろな品種を後でブレンドするのではなく、1枚の田んぼの中で、隣り合っていろいろな稲が育っていきます。
味はなんともにぎやかで、楽しさ、やさしさを感じるお米です。
炊き上がりはお赤飯のイメージです。モチ米が入っているため玄米とは思えないほどふっくら、もっちりと炊けます。
玄米食の方、玄米食を始めたい方、ぜひお試しください!
▼注文に際しての注意点(配送方法や納期指定など)
稀に斑点米が入ることがあります。ご了承ください。
ご注文いただいてから籾摺りをします。お届け日のご希望がある場合はどうぞお早めにご相談ください。
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