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SDGsについて事務局よりお知らせ
放し飼い養鶏でアニマルウェルフェアに配慮された飼育を実践されています。鶏は自由に鶏舎と外を行き来して暮らし、土、草木に囲まれ、自然豊かな場所で日に当たり、風に吹かれ、雨に濡れ、草や虫を食べているそうです。
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【放し飼い(Free Range)とは?】
鶏たちが、小屋と外を自由に行き来できるようにしている飼育方法です。
『アニマルウェルフェア』(家畜の福祉)の考え方が広まっているヨーロッパなどでは主流の飼育方法ですが、日本ではこのように自由に飼われている鶏はとても少ないのが現状です。手間がかかり、鶏舎以外に広い場所を確保しなければならず、数を多く飼えないので、効率を考えると小さなケージ(鳥かご)で飼育する業者がほとんどです。日本では、約95%の鶏が身動きできないケージで暮らしてたまごを産むためだけに生きているようです。
【鶏舎 &放し飼いエリアについてーーー鶏たちの暮らし】
ハッピープレイスの鶏舎では、入り口に「光感知センサー」を設置し、夜が明けると自動ドアが開きにわとりたちが自由に外に出ることができます。夕方暗くなり始めると、自然と鶏舎内に入り、安全な止まり木にとまって高い所で眠ります。だいたい午前中に、鶏舎内の産卵箱でたまごを産み、餌は朝夕に与えます。「密飼い」ならぬ「薄飼い」にこだわり、鶏舎内の環境をよくするため北海道の野草で作られた「植物性複合乳酸菌」を散布しています。鶏の腸内環境も良くなり、鶏糞の匂いも気になりません。床は、土の上に籾殻や刈り草を敷いています。
「放牧エリア」は、写真の通り広く、さまざまな種類の草花が生えていて、人間にとっても心地いい空間になっています。野生動物が侵入しないよう、ぐるりと電気牧柵(触れると電気が流れ、野生動物を撃退します)で囲み、さらにその中を目の細かいネットで囲んでいます。
鶏たちが各々自由に心地よく過ごせるよう工夫しています。
まず、鶏の習性として、羽を砂や土で洗う「砂浴び」ができます。これは、人間にとってのお風呂のようなもので、鶏は足と羽を上手に使い、砂や土を体にかけて汚れや虫、病原菌などを落とし体を清潔に保ちます。涼しい所が好きなので、暑い日は土に半分埋もれてウトウトとお昼寝したりもしています。
それから、鶏は土を足で引っかいてくちばしで掘り起こすのが大好きです。そうやって、見つけた虫を食べたり、草をついばんだりして栄養補給もしています。土や地面に撒いたもみがらや小石も、咀嚼のために食べます。さらに、鶏たちの「遊び場」を流木や木で設置して、運動できる(体を動かせる)環境を作っています。足腰が丈夫になり、高い所から飛ぶこともあります。
(冬季は積雪のため鶏舎内で平飼いになります)
【鶏の食べているもの】
健康とおいしいたまごのために、バランスを考え地元産の物を食べています。メインの穀物は北海道産のお米。ミネラル豊富で栄養のある米ぬかも北海道産100%。たまごの殻を丈夫にし、カルシウムを補給する牡蠣やホタテ殻。体を作り、たまごに旨味を出すタンパク質は無添加の魚かす(魚のアラや骨を蒸して乾燥させたもの)を与えています。鰹節のような香ばしい香りで、コッコたちも大好きです。これらの食べ物を自家配合し、さらに、放牧エリア内で、季節の青草や虫を食べています。(冬季は積雪のため鶏舎にいるので野菜を少量与えます。)人間にとって野菜が健康に寄与するように、鶏も同じ。ダンゴムシやアリ、ミミズは一番人気で、良質なタンパク源になっているようです。病気予防の薬や、害虫駆除の殺虫剤は使いません。「トリもヒトも快適な空間」を目指しています。
【どんなたまご?味は?】
黄身がしっかりと白身の中に納まっていて、弾力があり盛り上がっています。臭みがなく、あっさりしていますが旨味があり、黄身はもちろん白身も甘み・旨味を感じられます。草を多く食べている時期は、着色料(添加物)は食べさせていませんが黄身の色は割と濃いめです。冬季は、雪が積もるので無理に放牧はせず鶏舎の中で暮らし、自家栽培のオーガニックトマトや干し野菜を与えますが、青草が無いので黄身の色が比較的薄くなります。四季の変化で変わる玉子の味を、お楽しみいただけたらと思います。
名称:鶏卵(生食用)
卵重:51g~75g
※生食の場合は賞味期限内に使用し、賞味期限経過後および殻にひびが入っている場合は十分に加熱処理して下さい。
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