辺塚だいだい(地元ではででと呼ばれております。)は、鹿児島県の特産品の一つです。この果実の生産地域は山と海に囲まれた”陸の孤島”と呼ばれるエリア(肝付町と南大隅町の一部)で、さらに生産量が少ない為、ほぼ生産地でしか流通しておらず知名度がとても低い在来の香酸柑橘です。
橙(だいだい)という名前が付いておりますが、収穫しないとなかなか実が木から落ちないようなニュアンスのことを、方言でだいだい実がなるという表現をしたことから、橙という名前がついておりますが、鹿児島大学の研究によると、一般的にお正月に出回るだいだいとは全く異なる系統で、柚子系統のDNAがあります。
収穫が始まる9月中旬ごろは、果皮が緑色ー黄緑色です。青々しいみかん、ライム、グレープフルーツなどが合わさったような強くて独特で強烈な野生的な香りがします。酸味は様々な柑橘類、香酸柑橘類のニュアンスがあり、円やか。他の香酸柑橘類に比べて長い間口の中に余韻を残します。苦味も少しあります。
シーズンの後半になると、果皮が黄色っぽくなります。この頃(12月位から)から、香酸柑橘類にしては珍しく、果皮が非常に柔らかくなり(温州みかんのようなイメージです。)、果汁をとても多く含みます。酸味は甘味に変わり円やかになり、強烈な香りや苦味はかなり落ち着き、香りに関しては野生的な香りがなくなり、イメージ的に白い花の高貴な香りがほのかにするようになります。最終的にかなり甘みが出てくると、お猿さんたちに食べられてしまいます。
中身には問題ありませんが、果皮に傷がある果実も含まれます。
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