福岡県 宗像市
農業福島園
福島光志
食べチョク登録:2024年01月
高校進学とともに祖父母の後継ぎとして農家になることを決意しました。理由は、夏休みに遊びにいくと2時間も昼寝をしている祖父を見て「百姓ってこれでいいんだ♪」と思ったのがきっかけです。
高校生の時に養子縁組をして晴れて福島家の一員になりました。2008年九州東海大学農学部を卒業とともに就農しました。最初は多品目野菜の農家さんのところで修業することも考えましたが、祖父の体が弱ってきていたので、実践あるのみと思い修業ゼロのまま農業を始めました。
1年目は祖父の教えのもと、やむなく除草剤を散布しましたが、2年目からはケンカをしながら無農薬栽培での稲作がスタートしました。
初年度からお米は一般消費者向けに直接販売を始め、約2カ月に1回発行の「百姓三昧だより」は2019年で50号を達成し、栽培面積も11.5ヘクタール、約34500坪に拡大しています。
栽培品種はヒノヒカリ、元気つくしを中心にササニシキや自然栽培の提唱者、福岡正信氏の作出した品種、古代米など10品種以上を栽培しています。
2017年より酒米、山田錦を栽培し、自分以外の農家にも無農薬の稲作を実践してもらい環境回復につなげる活動「宗像日本酒プロジェクト」を発足しました。2019年には1升瓶で約4000本規模の山田錦を、2人の農家で栽培しました。今後は他の農家を引き入れてプロジェクトの拡大とともみ環境回復の活動も続けていく予定です。