岩手県 滝沢市
コニタン農園/未来農工舎
小西 俊明
野菜作りの経験は30年近くになりますが、やはり初期段階は教科書通りの肥料を使用し、病気や害虫が出れば薬を使用する状況でした。折角家族のために安心・安全な野菜を作りたいのにあまり美味しくありませんでした。
2010年11月に現在地に自宅を建設して、自宅前の800坪の畑を借用する事ができました。畑の隣接地があの 小岩井農場 と、最高のロケーションです。翌年3月の東日本大震災を経験して、栽培期間中農薬不使用を決意しました。
生産者のこだわり

野菜苗は、基本的に自分で準備します。
これは経費的な問題もあるのですが、購入苗の中には、履歴のハッキリしないものがなかにはあります。育苗のために、どんな肥料をいれたのか、また どんな薬を使ったのか。このような不安を避けるため、出来うる限り 苗 は自作します。画像は、これら苗から生まれた野菜達です。

宮澤賢治も愛した この地から新鮮野菜を
我家(畑)の周りには、かって宮沢賢治が歩いたと紹介する看板があります。
コニタン農園からの野菜出荷は、6月下旬から7月上旬になります。出荷が近づいたら各野菜の試食を行います。この段階で我が農園の野菜ソムリエ(コニタン農園・たっちゃん)の承認が必要です。皆様への出荷がきまれば、あさの4時頃から(日の出前)収穫を行います。午前中に箱詰め、当日中にクール便にて発送し翌日にはお届け出来るようにします。九州等の遠地には、翌々日着になります。

農作業の負担軽減になりますが、使用しません。
皆様のご近所で、大規模なキャベツ畑や白菜畑はありませんか。しかし、このような畑で、モンシロチョウを見かけることはほとんどありません。不思議ですね。アブラナ科の野菜を植えて、何もしなければ すぐにモンシロチョウがきます。そして、大量の青虫が発生します。こうならないようにするための作業負担の増大はかなりのものでした。この作業の負担軽減のために開発されたのが、浸透移行性の薬剤です。大規模キャベツ等農家にとっては、救世主ですね。
しかし、コニタン農園ではこのような薬剤も使用しません。それでも、植え付けた苗が根切り虫の被害に遭い全滅しないように、アクセルベイトという薬剤を苗の定植時、株もとに数粒づつ撒きます。これだけは、お許しください。
モンシロチョウ対策としては、虫よけネットを使用します。(画像は、虫よけネットの使用例です。)
詳細情報
経歴・沿革
2005年以前 盛岡市および盛岡市農協が提供する市民農園にて家族 のための野菜作り
2005年~ 滝沢市にて、約300坪の畑地を借用して、栽培期間中農薬不使用の野作りに着手
2011年~2018年 畑作業をやりながら、一反歩弱の田圃を借用して、「栽培期間中農薬不使用の米作り」に挑戦。プロフィール写真は、この時のものです。
2014年~ 本格的に『栽培期間中農薬不使用野菜』の販売に着手。(農園画像の後方、藪のむこうは小岩井農場です)