

千葉県 南房総市
やぎ農園
食べチョク登録:2021年09月
1970年代に始まる有機農業の先駆地として知られた千葉県三芳村(現南房総市)で就農して25年が経ちました。わが家の自給の延長として野菜やお米をお届けするというのが出発点でしたが、最近では預かる田んぼが増えたため米・ゴマ・大豆・麦などの穀物に力を入れています。そして、かつては当たり前だった自然乾燥にこだわっています。自然乾燥させた穀物がおいしくなるということは、食べてくださった皆様から寄せられる声でよくわかります。農薬や肥料は使いませんが、あえて有機JAS認証はとっていません。自ら説明し納得していただくことが大切だと考えているからです。
生産者のこだわり

お米は、すべてはざ掛け天日干ししています。
昔ながらの、自然の力を利用した「少」エネルギーの収穫と常温籾貯蔵にこだわり、籾摺り・精米もお届けする直前に行って、おいしく食べていただけるようにしています。加工品の原材料も同じです。
地域の資源を活かし里山とのつながりを大切にしています。
わが家の田んぼでとれる稲わらやもみ殻は、農業に欠かせない万能な資材。地域に豊富にある竹は、稲のはざ掛けや野菜の支柱に欠かせません。竹を伐りだしたときに出る大量の枝葉も竹チップにして活かしています。里山の環境をできるけ活かすのが、農業の本来の姿だと考えています。

持続可能な農業を目指しています。
大規模機械化は、農業に携わる人をますます少なくしてしまうとともに、エネルギーの大量消費を伴います。過疎地域にあるわが家は、正反対に手作業を大事にして、田畑に携わる人を増やすための取り組みを進めています。お届けする生産物も、地域のたくさんの人たちと一緒に栽培・生産したものです。携わる人が増えてこそ、農業は持続可能になると考えています。