

広島県 安芸高田市
あちゅらむ農園
実家は兼業農業でお米をつくっていましたが、それはあくまでも自給できる程度のものでした。
スノーボーダーだった私は夏は働いて冬は雪山の近くで生活をする。そんな生活を長年繰り返していましたが、その生活を変えたのがカナダのファームステイでした。
ベジタリアンのご夫婦のもとで、朝起きて畑仕事をし、生活をする。太陽と共に暮らし、自給自足する豊かさに感動しました。
農業というものに魅了された私は農家を目指す事になったのです。
日本へ帰国し、2014年に念願だった自分のファーム「あちゅらむ農園」が誕生しました。
現在はマイクログリーン(マイクロリーフ、マイクロハーブ)とエディブルフラワーをメインで育てています。
生産者のこだわり

『あちゅらむ農園』とは
農園名にあるあちゅらむとは、「ナチュラルに歩む」=「あちゅらむ」と名付けました。僕の子供「歩夢」という名前も含まれています。
子供を力強く育てる様に、野菜達も子供と同じく自然に備わった力でたくましく育つように。人間としてなるべく自然な道を歩んで生きていきたいという想いが込められています。

野菜本来の味をぜひ!
農薬科学肥料不使用という慣行農法では考えられない方法で野菜を作ってきました。
今現在も常識に囚われない農業の形を模索し続けています。
野菜や植物が持つ本来の力は生命力に溢れていると考えているからです。可能な限り、自然に任せた方法で育てたいと思っています。

力強い味の野菜たち
土で栽培すると、力強い味がします。春夏秋冬それぞれにいろんな野菜を育てています。
おいしいことはもちろん、カラフルで見た目にもきれいな野菜作りを心がけています。
また、うちの畑でとれた野菜はとにかく味が濃い。にんじん嫌いのお子さんだと食べられなのではと思うくらいに、にんじん本来の味がするのです。
肥料を与えない分、大きくならないので味が凝縮するのでしょうか。

これから
野菜を自然なサイクルでつくり、経営している宿では自分が育てた野菜を使っています。まさに循環です。
醸造用の葡萄も育てたいですね。ゆくゆくは小さなワイナリーを開き宿のお客様に提供したいと思っています。
そして農業に関心のある人を招き、農業を広めていきたいです。その人たちが自分の町に帰って農業を普及させ、農業を通してその地域のコミュニケーションを広げていきたいと思っています。