
埼玉県 さいたま市
ファーム・インさぎ山
都心から30キロ圏内、1時間ほどの場所で、江戸時代より250年以上、農家を営んでいます。生産している野菜は少量多品目で自分たちが食べたいものを、自分たちの手で一生懸命育てています。愛情を込めて育てた米、野菜を美味しく食べてもらいたい。私たちの取り組みを知って欲しくて、また消費者の方と交流できる顔の見える関係を築くために農業体験も行っています。
ファーム・インさぎ山は、ご飯をかまどで炊いたり、藁でしめ縄を作ったりと農家生活を大事にしています。そんな想いで見沼の豊かな自然からのお裾分けに感謝しながら「農のある暮らし」を送っています。
生産者のこだわり

屋敷林の落ち葉を使った堆肥で、無農薬無化学肥料の循環型農業を行っています
昔は「野田のさぎ山」と呼ばれ何万羽ものサギが営巣する自然豊かな場所でした。しかし私たちの生活環境の変化や当時流行であった除草剤使用によってサギたちの餌がなくなった結果、昭和47年にサギは姿を現さなくなってしまいました。その様子を目の当たりにしてきた私たちは、除草剤を使わず化学肥料を使わず、木々の恵みである落ち葉を集めて堆肥を使った循環型栽培にこだわって野菜やお米を育てています。無農薬なので畑は草だらけで、虫に葉っぱを食べられちゃったりしますが、美味しさは抜群です!

旬産旬消!採れたての美味しいお野菜をお届けします
ハウス等での促成栽培ではなく、自然に揉まれる露地栽培は味の濃さが違います。お野菜は旬の時期に食べるのが一番!それぞれの野菜の美味しい時期は短いから、手間はかかりますが、少量多品目でお野菜を一生懸命育てています。旬の野菜を旬の時期にぜひ味わってください。
自分が食べて美味しいと感じる野菜を育てています
一つの種類のお野菜でも、品種によって味が全然違います。お料理によってお野菜の種類を変えたり、食べたい料理に合わせて好みの種類を探すのも楽しみの一つです。例えば肉じゃがを作っても、男爵では煮崩れしやすいですが美味しい、メークインは硬いですがやっぱり美味しい。ちょっと贅沢にインカのめざめを使ってそれぞれの味の違いを楽しむのも良いです。
生産者ならではのお勧めの食べ方をtwitterで発信していますので、ぜひお試しください!

農のある暮らしを身近に感じてもらいたくて、さまざまな体験を行っています
年間のべ6000人以上の人が、ファーム・インさぎ山に遊びに来て、さまざまなことを体験しています。都心から近いという地の利もありますが、自然豊かなこの場所は、多くの人の癒しの場所になっているようです。普段は田畑から離れて生活している人にとって、田植えやジャガイモ掘り、里芋の植え付けなどの農業体験は貴重な経験になっているようです。ファーム・インさぎ山では農業体験の他にも、味噌づくりや梅干しづくり、草木を使った染め物などを行っています。保育園や小学校だけでなく、大学生や企業、障害のある方々の受け入れを行い、農林水産大臣賞も受賞しました。