徳島県 小松島市
殖彩
森 博之
小松島市は生物多様性農業を推進しており、有機農業者を育てる有機農業サポートセンターでの技術指導体制もあります。
高品質な有機野菜やネオニコチノイド系農薬の危険性にふれたことを機に専業の有機農家となりました。
2013年からは「殖彩」として販売開始。消費者から常に見通しの良い生産現場を目指しています。
これからも消費者の皆さんと一緒に、安心安全で環境に優しい農産物を作る仲間をどんどん拡げていきたいと考えています。
生産者のこだわり
安心安全のために
無農薬を実現するには土作りが重要であり、全圃場の土壌分析・施肥設計を実施しています。
水稲の雑草対策は、秋処理に併せてバチルス菌を含むアミノ酸肥料の効果的な施用により成果を上げています。野菜は太陽熱養生処理の温度で雑草を抑え込む、或いはマルチ被覆で対応しています。
これらと適正な微生物管理を組み合わせた技術を実践することで土壌の団粒化や生物性・化学性も向上し、結果的に病害虫被害の低減が可能となっています。
環境/生物多様性を守りたい
農薬を使用しない私たちの水田ではイトミミズが無数にいます。アゼ一つ挟んだ慣行栽培の水田には全く見当たらないのが現状です。生態系の底辺に位置する生き物だからこそ、いるのが当たり前のこととするために無農薬栽培ができる仲間をどんどん増やしていかなければなりません。新規就農で有機栽培を目指す方への研修や1日農業体験も進めております。
詳細情報
経歴・沿革
2011年4月 地元JAを退職し専業農家となる
(兼業中は主に水稲を慣行栽培)
2011年9月 小松島有機農業サポートセンター2期生として受講
2012年3月 同センター卒業。高品質な有機野菜に触れたことで有機農業に転換
2013年12月 殖彩を登記