家保の巡回
2021/10/17
先日、コメントもいただきましたが、やはり食べチョクを利用されている消費者様は安全な食への関心をお持ちですね。
私どもは、利益をあげることももちろん大事だけれど、最も大切に思っているのは『健康な社会への貢献』です。大きなことはできませんが、毎日、自然から教えられることを少しでも日本の未来につなげたいと考えています。

ホームページをご覧いただいた方はご存知だと思いますが、私どもは養鶏が主業ではありません。
チキントラクターのほか、人の心に豊かさをもたらせてくれるモノづくりを追求してきた職人です。

「人と自然といい関係。」をモットーとし、物事を見ていくと気になったり、何か引っかかるものがあまりにも多すぎます。
チキントラクターは、少なくとも鶏に毎日、フレッシュなサラダとたんぱく質豊富な環境を用意してあげられますので、特別いい卵を産んでくれて当たり前なんです。
養鶏としては作業が多すぎますし、労力も必要ということから非常に効率が悪いです。さらに「良くないもの」「余計なもの」は鶏に食べさせるわけにはいきませんから飼料も自分で原料を集めて、週に2回、発酵飼料を仕込んでいます。

どの分野でも同じようなことが言えますが、本物を追求すると儲かりませんね。笑

じつはつい数日前、家畜保険衛生所(家保と略されます)の巡回がありました。
2名の担当者と鳥インフルエンザで報告書類が増えたことなどの説明、消毒の手法など、いつも通りのチェックなどを受けましたが、農水省のガイドライン「鶏飼養衛生管理基準」の改定で、平飼いや放し飼いを認めている文面が追加されたことを嬉しそうに報告していただきました。

家保は各都道府県の組織ですが、その組織内でも家畜の飼養方法がそっちに向かったほうがいいという意見も多いようですね。
チキントラクター自然養鶏は一般的ではない分、家保では心配されることもあります。私たちは、鶏がしたがっていることを家保の指導のもとに一つずつクリアしてきました。
やっぱり卵を安心して食べていただきたいですし、自然に負荷を与えない一番いい飼い方と認めてもらえるように消毒などの衛生管理を徹底しております。

家保の担当者さんには、「この時期、よその養鶏場では悪癖が出ているのが当たり前な状況だけど、サップグリーン農場ではどの子の体も美しいですね。表情を見ていても健康的な印象しかない。」とお褒めの言葉をいただきました。

この投稿をした生産者

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