いい卵ってどんなもの?
2021/10/06
皆さんは、おいしくて栄養価の高い卵というものが、どんな環境で産まれると思いますか?

その前に、いい卵とはどんなものでしょう?
例えばお皿に卵を割ると、黄身がこんもりしていて色が濃いイメージでしょうか。

そもそも卵はひよこになるためのものですよね。
黄身と白身ってなんでしょう。
単純に黄身はひよこの体になる部分です。では、白身は?

じつは白身と言っても一つではありません。
ぜひ、観察していただきたいのですが、卵を割ったあと、黄身が座る座布団のような白身があることに気づかれますでしょうか。
私たちサップグリーン農場の卵はこの白身の座布団がとても弾力があって甘くコクがあります。

その弾力の強さはとても大事なことでメダカの稚魚が抱えている袋と同じでどれだけしっかりした栄養素が含まれるかがポイントとなるものなんです。
いい卵としての判断は、そこが第一。黄身の色はその次と覚えておいてくださいね。

サップグリーン農場の卵は、「プレミアム烏骨鶏」以外は無精卵ですから温めてもひよこが孵(かえ)ることはありませんが、鶏たちは生命をつなぐためにしっかり栄養を摂り、健康を維持しながら卵を産んでいます。

私たちの実践しているチキントラクター自然養鶏は、春から秋、雪が降るまでは常にフレッシュな草や虫のいる場所に移動しています。
豊かな土壌から鶏自身が栄養素、とくに自然界にある微量要素というものを取り込んで健康を維持していますので、卵用種でも体格がいいのですが、それがいい卵を産むための第一の条件なんです。
数十種類の原料から自家製の発酵飼料も作って与えていますが、あくまでも不足分を補う程度のもの。

平飼いの鶏舎もあるのですが、いつまでも草があるわけではないので条件は整わず、鶏舎を移動できることが最も重要と考えています。

ただ、どうしても発酵飼料の給餌や給水の手間が増える上に、移動させる労力が、年々厳しくなってきました。笑

最高においしい卵のために頑張らないと!

この投稿をした生産者

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