

佐賀県 西松浦郡有田町
満天きくらげ
私は佐賀県西部にある創業およそ100年になる瓦屋の中に、女性も活躍できる部署として他の女性社員と一緒に農産物生産事業部を立ち上げ、2019年5月より農薬、栄養剤等一切のケミカルを使用しないきくらげ生産を開始しました。私が体験した病気や経験から、女性の健康を支えたい、体の中から綺麗になるお手伝いをしたいという気持ちで日々生産に向き合っています。
生産者のこだわり

女性の視点から始めたきくらげ生産
私は12歳までここ有田で暮らし、その後は他県で寄宿舎生活を送り、海外留学を経て機械メーカーに勤めていました。
その後結婚し子宝にも恵まれたのですが、出産時に子供を亡くし
産後に原因不明の病に悩まされること8年。
ようやくわかった原因は「若年性更年期障害」
30代半ばだったのでまさかの病名。
そんな時に薬膳に出会い、国産のきくらげに出会いました。
体を労わるには、毎日の積み重ねた丁寧な食事から。
医食同源の心、そして身土不二。
今日食べたものが、半年後の自分の体を作り上げている。
そんな考え方が素敵だな、私も体に優しいものを
作りたい、農業に携わりたいと感じるようになりました。
女性特有のトラブルは口を大にして言いにくいもの。
日々の食の中からそんな女性の健康を支えたい、
美しさを内面から引き出すお手伝いをしたい。
そんな気持ちできくらげ生産を地元有田町で始めることにしました。

乾燥きくらげは1枚1枚天日干し
きのこに豊富に含まれているエルゴステロールは、太陽光を浴びることでビタミンDへと変化。
ビタミンDは骨の新陳代謝を促し、カルシウム吸収率を上げて骨を丈夫にする働きがあることで知られています。
太陽の光を浴びたきくらげは、きのこの中でもビタミンDがたっぷり!
この1枚ずつの天日干しの手間を惜しまないことで、栄養価の高いきくらげをお届けできます。
女性は特に、女性ホルモンのエストロゲン分泌量が
加齢とともに減少していきます。
エストロゲンの減少は骨密度の減少にもつながります。
だから、骨粗鬆症は閉経後の女性に多いのです。

生きくらげは朝採れを当日出荷
生きくらげの旬は6月から10月。
その時期しか楽しめないぷるぷるの農薬不使用きくらげを、新鮮なまま食べてもらいたいから、朝採れのものをその日の内に出荷。
肉厚なまま乾燥しないよう、丁寧に梱包しています。
保存が手軽な乾燥きくらげと違い、生きくらげは希少品。
一度食べるとまた食べたくなるやみつき食感で、
地元でも大人気です。

きくらげと一緒に
現在加工品として「美人をつくるシリーズ」を手掛けています。
第1弾は美人をつくるケーキ。
第2弾はもうすぐお披露目予定です。
コンセプトは体の中から健康に、美しく。
きくらげから始める美活。
そんな気持ちを名前に込めています。
食感にフィーチャーされてそこから踏み込まれない食材なので
栄養は無いと思われがちなきくらげ。
でも、そうではない。栄養たっぷりで実はもっと手軽に
何にでも使える使い勝手のいい食材ということを知ってもらうため、
あえてケーキという斜め上からの加工品を最初に開発しました。
きくらげには味に特徴がないからこそ、食材としても
加工品としても無限の可能性があります。
そんなきくらげと一緒に、地元有田を盛り上げていけたらと
思っています。
https://cookpad.com/kitchen/41628981