

香川県 まんのう町
SUNNYSIDE FIELDS
\自己紹介/
香川県のSUNNYSIDE FIELDS(サニーサイドフィールズ)です。太陽が輝き、風が舞い、花が咲き、田畑に実る。讃岐山脈を見渡す里山、まんのう。
サニーサイドフィールズはこの地に暮らす人の想い、風景、暮らし、文化、記憶を
未来へ繋ぐ場所として2022年3月に誕生しました。
「誰かを思いやること」、「好きなものを好きでいること」、「自然に感謝すること」
私たちが幸せに生きるうえで、大切なことに正面から向かい合いそれを体現できる場にしたいと考えています。
そんなサニーサイドフィールズでは、お客様の幸せな生活を彩るために美味しい野菜を作ることにしました。お客様のことを考え、作り手のこだわりを活かすために農薬・化学肥料不使用という栽培方法を選択しています。炭素循環農法をベースにサニーサイドフィールズオリジナルの農法で野菜作りに取り組んでいます。廃菌床や木のチップ等を土に混ぜて、微生物が元気に暮らせる環境を整えます。その微生物と共に、野菜を育てる農法です。
微生物と共に逞しく育った野菜は、農薬や化学肥料に頼らずとも、虫がつくことが少なく、かつ野菜本来の美味しさを楽しむことができます。
今年からひまわり、カカオ、コーヒーの殻を使った、各堆肥作りの実験を始め、来年以降はひまわり野菜、カカオ野菜、コーヒー野菜など、私たちの強みを活かした野菜作りに取り組んでいきます。
生産者のこだわり

3つの約束
毎日の暮らしに欠かせないものだから、作り手として食べていただく皆さんに約束します。
1 安心安全
農薬、化学肥料不使用。子どもからお年寄りまで、大切な人に安心して食べていただけます。
2 美味しい
土づくりに2年。栄養たっぷりの土で育った野菜には、炭水化物、アミノ酸などの甘み、旨み成分が豊富に含まれています。
3 地球に優しい
自然由来の肥料のみを使用することで、野菜作りに欠かせない微生物も元気に育つ。環境への負荷が少ない農法で栽培しています。

微生物と共生する土作り
私たち人間社会のように、生物界でもお互いを活かし合う仕組みがあります。そんな仕組みを見えないところで支えているのが微生物たち。彼らも私たちと同じ生物ですから、ご飯を食べます。この行為を「分解」と呼び、人間に有益なものを放出する場合を「発酵」、逆に有害なものを放出する場合を「腐敗」と呼んでいます。同じ行為ですが、人間都合で呼び名が変わります。面白いですよね。
私たち人間は発酵型の食べ物が大好きです。美味しいと感じます。反対に、腐敗型のものは口に、いや、身体に合いません。だから私たちは、発酵型の微生物たちと一緒に、発酵型の作物をつくることにしました。彼らと発酵型の作物は、共生します。お互いを上手に活かし合い、共に育ってくれるのです。つまり、微生物が元気に育つ土づくりをすると、彼らが美味しい作物をつくってくれる。
実はこれ、自然界では当たり前のことなんです。いくつもの生物が共生し合ううちに、自然と美味しい作物が出来る。私たち人間もそうした共生・循環の一部なんだと思います。だから、農薬や化学肥料など、自然の循環に必要ないものは使わない。代わりに、微生物と仲良く付き合うための土づくりには手間を惜しまない。お互いを活かし合う仕組みをつくる。このことに丁寧に、そして真剣に向き合っています。

農業をする理由
日本の農業は今ほとんどの地域で人手不足に悩んでいます。まんのう町にも多くの耕作放棄地があり、その社会課題にサニーサイドとして貢献できるのではないかと感じていました。
たとえば私たちの会社では、清掃の現場に片道2時間かけて通勤してくれている方がいます。今まで清掃の現場では雇用しきれなかった、たとえば、仕事場で自由に歌いだしてしまうような方にも、活躍してもらえるかもしれません。SUNNYSIDE FARMでの農業を通してステップアップしてもらえたら、地元の農家に就職して働ける道もあるかもしれません。
より多くの「個性」が、輝ける場をつくりたくて、私たちは農業をはじめました。
まんのう町の農業を受け継ぎ、次の世代に伝えながら、地域の農業における人手不足に貢献することで、日本の農業の未来を少しでも明るく照らしたいと考えています。