私たちはトマト栽培を営農の中心にしている専業農家です。
労働人数は私と嫁さんの2人だけ。ビニールハウスが3棟あり(40M×8M、42M×10、32M×8M)、その全てでトマトを育てています。
ハウスの合計面積は約1,000㎡で農業における用語では10a(アール)と表します。この10aでの営農というのは、農家全体の平均でいうとかなり規模の小さい部類に属します。いま現在はミニトマトが全体の9割を占めていて、年間の収穫量は2.5㌧~3㌧程度です。
私たち夫婦が淡路島で新規就農したのは2017年の4月。
今年で4年目に入ります(2020年5月現在)。
私も嫁さんも非農家出身です。いま淡路島の西側、尾崎地区というところに住み、そこでトマトを育てていますが、二人とも淡路島の生まれでもありません。
私は奈良県の出身で、嫁さんは大阪府の出身です。
言ってしまえば二人とも、元々は淡路島とは縁もゆかりもない身の上です。ですから、いま住んでいる場所も、トマトを育てている畑も、当然すべてお借りしているもので、親から継いだものでも親戚から譲り受けたものでもありません。多くの新規就農者の方々がそうであるように、全くのゼロから探し歩いて、多くの方に助けて頂きながら時間をかけお話しをし、ようやくお借りできるようになったものです。