

兵庫県 淡路市野島蟇浦
淡路島 ミツバチの郷農園
当農園は淡路島北部の西海岸にあり、里山の中にポツンと一軒家で、近隣からの農薬飛来の心配はありません。昔からビワ、柿、ミカン、野菜の専業農家として営農してきました。
5年程前にミツバチの巣箱を設置したところミツバチが入りました。徐々に巣箱を増やし、現在では農園内に30箱程ミツバチが営巣しています。農薬(殺虫剤)を散布すると半径500m以内のミツバチは死滅するので、農薬は使用できません。
生産者のこだわり

ミツバチがいるので農薬を使用できません❗
ミツバチは4℃以上で元気に飛び出してミツを集めます。
淡路島は温暖で冬でも最高気温が4℃以下になることはあまりありません。
当農園の背後の広大な山は太古からの自然林で椎、樫、くぬぎ、椿等ミツバチの大好きな広葉樹の花をいっぱい咲かせる樹がたくさんあります。ミツバチは杉やヒノキの人工林が多い地域では棲息できません。
当農園はビワの栽培をしているので冬の花が少ない時期でも周辺はビワや椿の花がたくさん咲いておりミツバチが元気に集蜜しています。
今までミツバチと称していましたが正確には日本ミツバチです。日本に棲息するミツバチは日本ミツバチと西洋ミツバチの2種です。日本ミツバチは昔から日本にいたミツバチで西洋ミツバチは明治以降、輸入され職業として養蜂されています。
現在、百貨店や量販店で販売されている「国産ハチミツ」「天然ハチミツ」は西洋ミツバチの蜜です。日本ミツバチの蜜は希少であり、大量販売のルートには乗りません。
日本ミツバチの蜜はすっきりした後味と濃厚な甘味が特徴です。
農薬を使用すると半径500㍍以内のミツバチは死滅します。特に近年のネオニコチノイド系の強力な農薬はてきめんです。
農薬を直接被曝するとミツバチはその場で死にます。農薬のかかった花蜜を吸うと神経系統が冒され方向がわからなくなり巣箱に帰れず死にます。
したがって当農園では果樹、野菜栽培において殺虫作用のある農薬を使用することはできません。

玉ねぎは 減農薬
淡路島玉ねぎは有名ですが当農園ではミツバチを飼っているので農薬(殺虫剤)は使用できませんが、殺菌作用のある農薬は定植後1ヶ月以内に1回使用しています。
それは、玉ねぎ栽培において最大の難題、ベト病を防ぐ為です。ベト病が発生すると、その畑の玉ねぎは全滅するだけでなく菌が胞子となって風で村落全体に広がります。
他家に迷惑をかけるのでやむなく殺菌作用のある農薬を初期に1回だけ使用しています。
当農園の玉ねぎは有機肥料を使用しているので特に甘いと思います。