毎年甘夏の収穫は3月中頃から、5月末頃までに終了するように心がけています。温度が上がってくる6月にはいって来ると痛みも出てくるし、来年の為には木にもよくないし中味も状態が、変わってきます。甘夏は遅くまで、ならしておくと、いざがえり、といって、だんだん前に返って行くのです。外観は、黄色から、房のところから青くなってきます。中味も園によっても違いますが内袋の端の方から汁けがなくなって、いわゆる、酢上りと言う現象がおこってきます。当然甘みも減って酸味も心なしか増えてきます。木が耐え切れないで落下をうながします。今年は、7月中を過ぎるのに、しっかり実が落ちないでいます。中もぷりぷり感は変わらず、今年の気象状況にもよるのでしょうが、
汗ばむこの頃に体が酸を要求し、今の時期にさわやかな味はとても、おいしく感じます。と言っても、今年は、試験的においていただけで、残りわずかしかありませんが。気象現象もこくこく変わってくる今の時期みかんの木に問いながら収穫時期も変えていく時なのかも知れません。甘いみかんが好まれる今の世、甘みも酸もしっかりした、自然農法産の希少価値を望んでやみません。