

茨城県 古河市
秋庭農園
つくると食べるを繋げる役割をした農家になりたいと思い、秋庭農園の17代目を継ぎました。
露地栽培をしています。関東平野の真ん中。利根川の側の立地です。
土、作物、人の三方良しを目指しています!
美味しい瞬間に食べてもらいたい。そして美味しい食べ方や飲み方を提案していきます。
生産者のこだわり

私たちの想いと背景 ー実は元料理なんです!
秋庭農園の17代目です!
小さい頃は農家にはならないと決めていました。
社会人になり、銀座のレストランで料理人をして行く中で、顔が見える生産者さんの食材を使って料理をしていくと、完成されたお皿の中身は自分だけの力だけじゃなく、美味しさの元は生産者の方がつくる食材そのものにあることを身をもって知りました。
そんな中、お米農家だった実家に帰省した際に、ふと畑を見てみました。
今までは視点がそこにいかなくて気付けなかったのだけど、母親が家で食べるために沢山の野菜やハーブを育てていて、 そして採れたての食材で料理してくれたご飯は、こころと体が豊かになる美味しさがありました。
母親がつくっていた食材を試しに働いていたお店に持っていき、 お店のスタッフやお客様に出したところ、絶賛されました。 シンプルに心から嬉しかったです。
自分の母親、農業をしてきた実家、育ってきた土地、いつも旬のものが育つ庭、今まで見えていなかったものが、 パーッと視界が開けるようにみえて、自分のバックグラウンドに対し、『なんて価値のあるものだったんだろう』と感謝が溢れました。

私たちの想いと背景 ー様々な出会いで今
震災は生きる意味を見つめる機会になりました。
「もっと自分らしく生きていきたい」との想いで、興味のあるイベントや農業体験などに参加し始ます。
特に印象に残ったのが、シェ・パニースというアメリカの有名なオーガニックレストランのシェフが来日するイベントです。
参加者が自分の手で作物を収穫したり、鳥の皮をはいだりしました。
スーパーでしか見ない食材のその先があること、当たり前だけど、そこには生産者がいて、生き物がいて...という過程があることに気付きました。
そして「生産者の近くにいたい。『たべる』と『つくる』を繋げるところにいたい」と思うようになりました。
その後、もっとこの世界に近づきたいと転職し働き始めた銀座のカフェレストランで、仕事で得たハーブティーの知識を活かし、ドリンクの開発やサービスなどを経験しました。お店には農家さんから採れたての野菜が届くのですが、その美しさや美味しさ、味に大いに感動しました。
「農家とはクリエイターであり、創造的な素晴らしい仕事だな」という尊敬と憧れが生まれました。
そんな時に、職場近くのレストランで料理人をしていた夫と出会いました。お互いに農業をしたい気持ちがあり、ノートに夢の農園の姿を描きながら夢を膨らませました。その後結婚し、すぐに年子で息子2人を産んだ後、先に兼業で農業を始めていた夫と一緒に農業を仕事にしました。