

高知県 高岡郡中土佐町
中里自然農園
海・山・川の豊かな自然に囲まれた高知県・中土佐町久礼にある小さな農園です。
農園を立ち上げてから約10年、今は夫婦(神奈川県・兵庫県出身)で農園を営んでいます。
幼少期にここ高知県で触れた大自然の中で作物を育てるという経験が忘れられず、農業を独学で習得し今に至ります。
農薬・化学肥料を使わず、年間約50種類のお野菜の栽培や地鶏の平飼い、日本ミツバチの養蜂をするなど自然に寄り添い、自然と共に、毎日を楽しく過ごしております。
生産者のこだわり
自然の力を信じて。お野菜本来の美味しさを引き出します
農園のある高知県・中土佐町久礼は高知市内から車で西へ約1時間のところにある海沿いの小さな町です。緑深い山々と目の前に広がる青い太平洋が印象的な場所です。
高知は年間を通して温暖な気候で、野菜たちは太陽の光をたっぷり浴びて育っています。育苗はハウスを使用することもありますが、基本的には全て露地栽培です。
ときに自然の猛威を感じることもありますが、暖かな太陽も、冬の寒さも、海からの潮風も、全てお野菜の美味しさへと繋がっていきます。
豊かな自然に生かされている毎日、そしてそれに感謝する毎日です。
農業は「微生物を育てる」こと
お野菜の味の決め手は、育つ段階で何を吸収してきたか、ということ。
土にいる微生物が有機物を分解するとき、様々な成分・分子が出てきます。
それを植物が吸収することで、お野菜自体の風味・味の深みに直結します。
中里自然農園では、この味の決め手となる「微生物」を増やすべく土作りを一番大事にしています。
土に有機物を入れることで、微生物が増える =美味しが詰まったお野菜が収穫できます。
有機物として使用するものは、緑肥、油かす、鶏ふん・牛ふん堆肥などがありますが中里自然農園で特に力を入れているものはカツオのアラを半年以上かけじっくり発酵・熟成させたカツオ堆肥です。
カツオの町として有名な高知(特に中土佐町・久礼)ならではの堆肥です。
このように、様々な有機物を入れることで、微生物の多様性が増し味の奥深さに繋がります。
高知ならではの、太陽の光や山からの水、太平洋からの潮風を受け、そして土からは、様々な成分・分子を吸収しお野菜本来の味がする「本物のお野菜」を作るべく日々奮闘しています。
そして、こうした土作りを大事にする農法が「持続可能な農業」に繋がっていくと確信しています。