

熊本県 玉名郡
宗自然農園
主に温州みかんとキウイフルーツを自然の循環に頼って育てています。
農を通じて食の喜びを分かち合い、自然界と人が幸せに調和する世界を作るきっかけを提供したいと考えています。
その理想を実現するための具体的なアプローチが、この「小さな農」を営むことです。
環境への負荷を極限まで抑え、生態系を崩さないように真剣に配慮しながら営む「小農」では、生産量に限りがあります。
限られた生産量で生計を立て、農を継続することは決して容易な道ではありませんが、自然の循環に沿って育った農産物は、味が濃く生命力にあふれているとご好評いただいております。
私たちは、農を通じて大地のエネルギーをあなた様の元へお届けいたします。
生産者のこだわり

食べるよろこびを伝えたい
食べ物が身体と心を作ると考えると、自然界に沿ったものをいただくことの重要性がわかります。
お子様や大切なご家族、ご友人にも、美味しい食べ物は皆を笑顔にし、幸せを運んでくれると信じています。
私たちは、あなたの幸せな笑顔を思い描きながら農に取り組んでおります。

捨てるところのない作物
通常は捨ててしまう「外皮」の部分も、安心してご利用いただけます。
ジャムやジュース、お料理に。果物の皮には意外にも多くの栄養素が含まれており、その利用方法も広く知られています。
しかし、まるごと安心して利用できる果物は一般市場ではあまり見かけません。栽培や流通が簡単ではないためです。
農薬を使わず、肥料も使用せずに、畑と気長に向き合うことで、「生きた土」が育っていきます。微生物が活発に活動し、様々な虫が育ち、鳥や天敵も共にバランスを保ちながらその場所—「生きた土の上」—に暮らし始めます。
このような土で育てられた植物たちは、植物本来の生命力とエネルギーが満ち、人工的な汚染物質がほとんど介入しません。
見た目の美しさでは一般市場の果物に劣るかもしれませんが、純粋な美味しさと安全性において、自然栽培作物は非常に優れています。
ぜひ、様々なお料理に果実の皮ごとご利用くださいませ。

観察と木々との対話
宗自然農園では、木々との対話の時間を非常に大切にしています。
私たちには育て方のマニュアルはなく、植物がその時々に必要とする「適切なアプローチ」を見抜くために、ひたすら園内を歩き回り、細かく観察しています。
農薬や肥料を使わないと聞いて、コストがかからず楽な栽培方法だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、蜜柑の栽培はそれほど簡単ではありません。
近年は毎年変化し続ける気候条件に応じて、畑も様々に変化していきます。樹木や土の様子を丁寧に観察し、新たな問題が発生する度に立ち止まり、自然の循環の中からヒントを見つけて解決に向けて知恵や力、勇気と行動力を発揮する必要があります。
しかし、こうした地道な努力を続けることで、その土地と植物にしか表現できない生命力にあふれた「生きた果実」がやがて実を結ぶのです。

自然界の調整役としての小農
私は、「人の役割」を「自然界の調整役」と考えています。私たちの先祖は、この大地で美しい里山と共に生き、山々や海、すべての生き物に対して感謝と敬意を持ちながら暮らしていました。
地下水に溶け込んだ有害物質は河川へ流れ、海へ広がり、空へ昇って大地に降り注ぎます。私たち一人ひとりの生き方が、長い時間をかけてこの地球全体に影響を及ぼしています。
現代では、多くの人々がこの世界を巡る自然界の大いなる循環を忘れてしまっています。このままでは気象がますます乱れ、いずれ食べ物が本当に無くなってしまう時代が訪れるのは避けられません。
しかし、私たちがこの循環の仕組みを理解し、正しく活用することで、生産から再生へとつながるサイクルを大地に生み出し、何世代も先の未来まで美しい地球を繋いでいくことができます。
宗自然農園では、この大地と繋がり、自然界の循環を手助けするために小さな農を心がけています。農を通じて自然の営みがうまく回るよう、地球が穏やかに全ての生命の母として健全に生きていけるよう、ただただお手伝いすることを意識し、「農ある暮らし」に取り組んでいます。
私たちと一緒に、生産と消費の循環を未来へと繋ぎ、美しい暮らし方を共に実現しませんか?
詳細情報
経歴・沿革
2011年、東日本大震災を契機に地球環境への関心が深まり、農業の道を志すようになりました。ふるさとである福岡市を離れ、熊本県へ移住。県内各地での修行を経て、2015年秋に熊本で「宗自然農園」を創業しました。
メディア実績
2017年10月 女性誌『Frau』にてご掲載いただきました。
2023年3月 移住促進誌『あらたま』にてご掲載いただきました。
この生産者の商品一覧
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