【柿が赤くなると医者が青くなる?】柿の歴史と食べ方3選

2024/09/30 更新

目次

  1. 10月26日が柿の日になったワケ
  2. 柿が赤くなると医者が青くなる?!
  3. 柿の食べ方3選
  4. まとめ

10月26日が柿の日になったワケ

秋の代表的な果物「柿」は明治時代正岡子規が「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と詠んだことでも知られ、古くから日本人になじみがあります。

10月26日は「柿の日」として知られ、柿の出盛りであるこの時期に合わせて制定されていますが、実はこの句が詠まれた日であるということも、この日が選ばれた理由の1つといわれています。

柿が赤くなると医者が青くなる?!

柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあります。

柿が出回る時期は暑さが和らいで体調を崩しにくくなるため、医者の仕事がなくなる、という意味もあるようですが、その栄養価の高さもことわざの由来の1つとなっていることをご存知でしょうか。

柿は、果物の中でもトップクラスのビタミンC含有率を誇っており、βカロテンも豊富なことから、美容やかぜの予防効果が期待されるといわれています。

さらに、柿を干して作る「干し柿」は、ビタミンCこそ減ってしまいますが、食物繊維が増えるため、腸内環境を整える効果が期待されます。

おいしいだけではなく、栄養素も豊富な柿。積極的に摂りたい食材ですね。

柿の食べ方3選

柿とルッコラのサラダ

〈材料〉2人分

・柿(完全甘柿や渋抜き済みの柿)… 1/2個
・ルッコラ…30g
・アーモンド…10粒

*ドレッシング
 ・プレーンヨーグルト…大さじ1
 ・オリーブオイル…大さじ1
 ・レモン汁…小さじ1
 ・塩胡椒…適量

〈作り方〉

1.は皮をむいて薄いくし形切りにし、ルッコラは3センチくらいの長さに切る。アーモンドは粗めに刻む。

2.ドレッシングの材料をボウルに入れよく混ぜる。

3.皿にを並べ、ルッコラを乗せてアーモンドを散らし、ドレッシングをかける。

柿の甘味にドレッシングの酸味が加わったフルーツサラダです。少しクセのある野菜と相性がよいので、ルッコラの代わりに春菊クレソンなどでも良いでしょう。

柿のカルボナーラ

〈材料〉2人分

・柿(完全甘柿や渋抜き済みの柿)…1個
・ブロックベーコン…80g
・パスタ…160g
・白ワイン…50ml
・卵…4個
・粉チーズ…大さじ2
・パスタ…160g
・オリーブオイル…大さじ2
・塩胡椒…適量

〈作り方〉

1.柿は皮をむいて薄いくし形切りにし、ブロックベーコンは1センチくらいの長さに切る。

2.たっぷりの湯を沸かした鍋に1パーセントの(分量外)を入れ、表示より1分短めにパスタを茹でる。

3.フライパンにオリーブオイルベーコンを入れて熱し、ベーコンに火が通ってきたら白ワインを加えてアルコールを飛ばす。

4.パスタのゆで汁大さじ2を加えて少し煮詰め、茹で上がったパスタを加えてからめる。

5.火を止め、あらかじめ溶いて混ぜておいた粉チーズを加えて手早く混ぜ合わせる。

6.器に盛り、お好みで胡椒を振る。

柿の甘さとベーコンの塩気がマッチするパスタです。卵は火を止めてから加えますが、余熱でかたまりすぎないよう、手早く仕上げてください。キノコなどを加えてもよいでしょう。

柿と鶏肉の甘酢炒め

〈材料〉2人分

・柿(完全甘柿や渋抜き済みの柿)…1個
・鶏むね肉(もも肉でも可)…1枚
・ピーマン…2個
・タマネギ…1/2個
・片栗粉…大さじ1
・酒…大さじ1
・ごま油…大さじ1

*合わせ調味料
 ・酢…大さじ1.5
 ・ケチャップ…大さじ1.5
 ・砂糖…小さじ1
 ・醤油…小さじ1

〈作り方〉

1.鶏肉は食べやすい大きさに切って片栗粉をもみ込む。

2.柿は皮をむいて薄いくし形切りにする。タマネギはくし形切りにして横半分に切る。ピーマンは乱切りにする。

3.フライパンにごま油大さじ1を入れて火をつけ、鶏肉を入れて全体が色づくまで焼く。

3.ピーマンタマネギを加えて、しんなりしてきたらを加えて軽く炒め合わせ、あらかじめ混ぜておいた合わせ調味料を加えて混ぜる。

4.軽くとろみがついたら器に盛る。

一見柿をにんじんと勘違いしてしまいそうな1品です。

酢との組み合わせを意外と感じる人もいるかもしれませんが、柿はなますに入れることもあるくらい、一般的なコンビ。柿の甘さを活かすため、砂糖は少なめにしていますが、お好みで調整してください。

まとめ

栽培や保存技術の向上により、1年中出回るフルーツが増えている昨今ですが、柿は秋しか出回らない稀有な存在

品種もとても多く、熟度によってかたさや甘みも異なります。せっかくなので、そのまま食べるだけではなく、さまざまな料理にアレンジしながら、柿を楽しんでくださいね。

産地直送の柿はこちら

秋は柿の季節!濃い甘さがたまらない季節の果実を楽しもう!
蜜柿

この記事をシェアする

トップに戻る

最新のおすすめ記事

「料理がもっと楽しくなる!」食べチョクコンシェルジュ体験レポート

「料理がもっと楽しくなる!」食べチョクコンシェルジュ体験レポート

自宅に届いた瞬間から、特別な体験が始まります!食べチョクの野菜宅配「食べチョクコンシェルジュ」。「毎回、何が届くか楽しみ♪」「料理がもっと楽しくなった!」というお声をいただき、ご利用者様も増えています。一方で、はじめての方は「鮮度はどうだろう」「食べ切れるかな」「続けられるだろうか」と、不安な方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな不安を解消すべく、実際にスタッフが試してみました!その体験を通じて、はじめての方が気になるポイントをお届けします♪「食べチョクコンシェルジュ」とは?全国の農家さ...

2024/12/20 公開

【採れたての真っ赤な宝石】世界中から愛される「いちご」の秘密を大解説!

【採れたての真っ赤な宝石】世界中から愛される「いちご」の秘密を大解説!

いちごはその鮮やかな赤色と甘酸っぱい風味で、世界中多くの人々を魅了してきました。採れたての果実をがぶっと頬張るのはもちろん、デザートやスイーツの主役としても華々しく美しく、老若男女問わず愛され続けています。今回は、そんないちごの歴史や名産地など実は知らなかった情報に加え、生産者さん直伝のいちごを100倍おいしく楽しむ方法を詳しくご紹介します。なぜ「いちご」っていうの?▲野いちご最も有力な説の一つは、奈良時代の歴史書『日本書紀』に登場する「伊致寐姑(いちびこ)」が語源とされるものです。当時、...

2024/12/19 公開

【国産完熟・産直プレミアム】 極上いちご「とちあいか」「あまりん」など勢揃い

【国産完熟・産直プレミアム】 極上いちご「とちあいか」「あまりん」など勢揃い

本当に美味しいいちごを食べたいあなたへぽってりとした紅のフォルム...つやつやな果肉とつぶつぶの小さな種...ふわっと広がるほのかな甘い香り…じゅわっと広がる甘い果汁...その美味しさを存分に楽しみたいなら、採れたてを味わうのがポイント。凄腕の生産者さんが、最も美味しいその時を見極めて収穫した採れたての極上いちごを、産地からご自宅に直接お届けします。生産者さんが厳選した極上の逸品をぜひご賞味ください。さっそく産直プレミアムの極上いちごを探すこだわりの特選果実を、特別なあの方へ、自分へのご褒...

2024/12/18 公開

親子で学ぶ持続可能な農業体験 ~『生き物たちとめぐるファームツアー』開催レポート~

親子で学ぶ持続可能な農業体験 ~『生き物たちとめぐるファームツアー』開催レポート~

2024年11月16日(土)、千葉県木更津市にある「クルックフィールズ」で行われた『生き物たちとめぐるファームツアー』は、親子向けの体験型イベントとして、持続可能な農業と循環型社会の重要性を学ぶ貴重な機会となりました。このツアーでは、農業や環境保全、そして食育に関心のある参加者の方々が、自然と調和した有機農業の現場を見学し、実際に体験しながら、これからの社会を支える「サステナブルな農業の未来」について深く考えることができました。農・食・アートを軸としたクルックフィールズという場所では、持続...

2024/12/16 公開

牡蠣漁師さんに聞いた!<牡蠣から見た地球> 海の温度も上昇している!秋にはもう牡蠣は食べられない?

牡蠣漁師さんに聞いた!<牡蠣から見た地球> 海の温度も上昇している!秋にはもう牡蠣は食べられない?

食べチョクでは2024年6月に、桃の農家さんに『桃の栽培に関するアンケート』を実施。その結果、どの農家さんも気候変動や環境の変化を感じている、ということがわかりました。そこで我々はさらに調査を重ね、今回は牡蠣について牡蠣漁師さんにアンケートを行いました。生で食べるのはもちろん、バターソテーやお鍋の具材として、秋冬の食卓を彩ってくれる牡蠣。そんな牡蠣もまた、気候変動の影響を受けているのでしょうか。そんな疑問を元に、三重県、広島県、宮城県の牡蠣漁師さん6名にアンケートを行った結果、温暖化の影響...

2024/12/13 公開

記事一覧