かつのり様
この度は、ご感想の投稿ありがとうございました。
サンシャインレッドは今年から取り扱いの新しい品種になります。ここ笛吹市でも一時は期待の新品種ということで山梨の農家の間で苗木の争奪戦となり、当農園も十分な数の苗木を揃えることが出来ませんでした。
そのため、それなりの本数を揃えることができたのが一昨年で、今年に出荷した房は一昨年に植えたばかりの幼木からようやく初めて取れた房になります。
だいたい葡萄の樹は15年ほどで植え替えを行うので、3歳の樹と言えば人間でいえば15歳くらいになりますでしょうか。まだまだいろいろ粗削りといったところです。
また、私自身もこの品種は初めて向き合う品種で、果たして房の形はどう成型するべきなのか、粒の数は30なのか、35なのか、40なのか、糖度は何度が一番おいしく感じる葡萄なのか、着色が難しい品種と聞いているがどう光を当てたら美しく着色するのか、豪雨で粒が割れないだろうかと悩みの種は尽きず、自分の腕の未熟さに悩みながらなんとか仕上げたのが、お客様にお送りした今年のサンシャインレッドになります。
葡萄は樹の成長に伴って、味が穏やかに変化してだんだん深い味わいとなり、房や粒の形もいびつで不揃いから、揃って美しい形になってゆきます。来年はもっと美味しく美しいサンシャインレッドを(できればお値打ち価格で)お届けできるように頑張ります。
平井利右衛門 生産管理責任者 平井 英俊