外周約12kmの小さな島ながら、遠浅かつ岩礁に囲まれた環境が様々な海藻資源を育む焼尻島。
3月下旬ごろ、焼尻島に春を告げるかのようにわかめが寄ってきます。
焼尻島のわかめ漁は2段構え。
3月下旬~4月中旬ごろのわかめ漁は、島では「拾いわかめ」と呼ばれ、海がシケたあと千切れて浜に打ち上げられるわかめを拾います。
比較的小さくやわらかなわかめで、島では採れたてをサッと湯通しして醤油やマヨネーズで食べる「わかめの刺身」が人気です。
一方4月下旬ごろから行われるわかめ漁は、磯舟という1人乗りの漁船に乗って海へ出て行き、わかめを根元から鎌で刈り取るものになります。
こちらの漁法では、どちらかと言うと肉厚で大きめのわかめがたくさん採れます。
モノによっては人間の身長に匹敵するほど長いわかめに出会うことも……。
こうして採ったわかめに草木灰をまぶしたものが「灰干しわかめ」。
灰干しというと聞き馴染みがないかも知れませんが、良いことづくめなんです。
灰をまぶすことで……
・わかめの自己消化酵素の働きを止め、軟化を防ぎ歯ごたえの良い状態を保つ
・紫外線を遮断することで品質劣化を防ぎ、綺麗な緑色を保つ
・水分の蒸発を促し、アルカリ性の灰が微生物の繁殖、カビの発生を防ぐ
……などなど。
美味しい状態を長期間維持するために一役も二役も買っています。
「日本海の厳しい冬を経て大きく肉厚に育つ」のが焼尻島のわかめの特長。
汁物はもちろん、サラダや炒め物にも抜群に良く合います。
ぜひぜひ味わってみてください!
※ご使用の前に灰をよく洗い落とし、十分に水を吸わせてください。
緑色鮮やかなわかめがおよそ15倍程度に膨らみます。
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