私たちは自然に調和した栽培方法で、安心・安全でおいしいお茶を作り、みなさまにお届けしたいという想いを共有するお茶農家の集まりです。 JAS 法で使用が認められている農薬も一切使用せず、1976年から静岡県の山間地でお茶を有機栽培してきました。 農薬を使わずにお茶を栽培することは、安心・安全なお茶を皆様にお届けするということだけでなく、豊かな自然環境を守り、生物多様性を次の世代に残していくことにつながるという信念を持っています。 お茶の向こう側に茶畑の風景や農家の想いを感じていただけるようなお茶作りをしていきます。 お茶を半分、百姓の心を半分、ご賞味ください。
私たちは、農薬や除草剤だけでなく、化学肥料も一切使いません。
自家設計した有機肥料と、飼育している馬の糞から作った堆肥を土に入れています。
土の中の微生物やミミズなどが増え、それらの働きにより、有機物は植物が吸収できる栄養へと分解されます。
肥沃でフカフカな土に茶樹は力強く根を張り、良質な茶の生産につながります。
また、おいしい無農薬茶作りには良い生産者仲間が不可欠です。
生産者同士で茶畑の土作りについて情報交換したり、製茶技術向上を目指して切磋琢磨することで、良質なお茶が生まれます。
今後も産直運動を通して、志を同じくする仲間の輪を広げていきます。
良いお茶の原点であるフカフカの土を触りに、ぜひ茶畑を訪れてください。
人と自然をつなぐ会は1976年から長きに渡り、無農薬・有機栽培によるお茶作りを行っています。
それに加えて、お茶摘みなどの交流会を1年通して開催し、若者や都市生活者にも食と農、自然の命の大切さを伝え続けてきました。
その功績が認められ、2015年に日本農業賞の「食の架け橋の部」優秀賞を受賞しました。
日本農業賞は意欲的に経営や技術の改善を行い、食や農の担い手として先進的な取り組みを行っている個人・集団に対し表彰しています。
静岡県藤枝市の中山間地にある、人と自然をつなぐ会は1976年に個人ではなくグループとして立ち上げられました。
食べ物の安全・安心を考え、日本における農業のあるべき姿を目指す為に、20数名の生産者と完全無農薬・有機栽培でこだわりのお茶を栽培しています。
人間の目に見えないところで活動している生き物たちの多様性を大切にすることで、農薬に頼らずとも豊かな稔りを享受でき、大きな自然のサイクルの中に畑をそして自らを置き、日々農作業に勤しんでいます。
私たち人間ができるだけ環境に負荷をかけずに生きることで、自然はその多様性をもって私たち人間に恩恵をもたらしてくれると信じています。
この考えを大切にすることで、この地域でしか、そして私たちにしか作ることのできないお茶を生産しています。