2021年より当園はレモンの規格というものを撤廃いたしました。
そもそも日本の気候と最悪レベルに相性の悪い乾燥地帯出身のレモン🍋
レモンは日本において写真5枚目が例の様に、自身の強いトゲにより外皮が傷が付き、そこを自己補修する為にコルク質の、人間で言う『カサブタ』を形成し最後まで本体の実を守ります。そんなとても強い生命力を持つ柑橘の一つでもあります。
近年では、日本の気候に適応した強い日本柑橘の血筋を掛け合わせたり、よりレモンの味わいをマイルドにしたり、より生産性と香り、そして味わいのバリエーションを持たせる為に様々なレモンの生産が日本でも増えてきました。
勿論当園も例外ではございません。
何種類も作っては香りも味も見た目も自らの目と舌で確かめ、そのレモンといえどバリエーションの多さに年々驚くばかりです。
耐病性と引き換えにレモンたる香りを手放したもの、オレンジと混ざりタイミングによってオレンジに寄り過ぎるもの、混ざる事で非常に複雑な味わいを産んだもの、新たな特質を手に入れたもの、、、実に様々です。
日々尽きない探究心を燃料に、世界中のありとあらゆる柑橘の種類、そして脈々と現代まで引き継がれる“意思”とでも言うのかその血筋を調べているうちに、私の中で一つの現時点での最適解に辿り着きました。
『レモンはレモンたらしめる微弱な香りの成分が存在する。そのほんの僅かな成分がレモンをレモンとさせている』
全ての柑橘は構成される成分の99%は同じ
残りのたった1%の違いでミカンもレモンもグレープフルーツも全く別の果実として生まれてくるという事実。
そんな、ある種踏み込んではならない領域にまで立ち入ってしまったような私自身が、性質的には日本では非効率ながら『これぞレモン』と選ぶ品種をメインに作っております。そちらをお届け致します。
2020年までは一級品のAce(エース)、キズだらけ歴戦の強者の証を讃えBravo(ブラヴォー)と規格切り分けておりましたが、どうも公平ではない。シームレスではない。なぜ同じレモンで格差が産まれるのか。私の目指す世界はそうではない、との想いから格差を無くします。現実リアルから目を背ける事なくありのままで胸を張って表現致します。
レモンに失礼だと感じた為でございます。
今年からは選別無しのリアルタイム混同でお届け致します。
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毎度の事でございますが、極少量でのご用意とさせて頂いております。
毎度ご不便をおかけ致します。
是非、その真価をご堪能下さいませ。
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実はあまり知られていない「日本のレモン発祥の地」熱海
明治6年(1873年)に熱海に来た外国人がレモンの種を宿泊先の庭にまいたのがはじまりと言われております。
2013年にあの「DASH村」で取り上げられた時も、熱海市の住民も「そうだったの?」と驚いておりました。それもそのはず、150年程も前の話なのですから(^-^)でも、実は昔から熱海でレモンを栽培していたのには理由があったのですね。
そんな古くから歴史ある、日本のレモン発祥の地「熱海」から農家直送でお届けする「熱海産レモン」!
どうぞ、ご賞味くださいm(_ _)m
今では市場にほとんど出回らない、熱海産の農産物。
オーシャンビューの急な斜面の段々畑で、上からはサンサンと降り注ぐお日様の光、下からは海の照り返しの光、太平洋からは海の豊富なミネラルを含んだ潮風をそれぞれめいっぱいに浴び、そして極め付けは恵まれた熱海の年中温暖な気候で育ったレモン達です。
私自身が一つ一つ丁寧に手で収穫し、手作業で箱詰め、出荷まで全て私が責任を持って行っております。
農薬類一切の不使用なので、皮までご安心してご利用頂けます。
お菓子やケーキ作りには香り成分が特に含まれる皮ごと、丸ごと凍らせてガリガリ削ってアイスレモンサワー、輪切りにして紅茶に浮かべてレモンティーでも、皮をふんだんに使ってリモンチェッロ、風邪予防にホットレモネード、など用途は無限大。国産レモンならではの通常レモンとは一味違った使い方が出来ますね!
【ご注意】
当方は、農薬、除草剤、化学肥料、全て『一切の不使用』の生産方法にて作物を栽培している為、キズや天然由来の黒い点などが目立つものがあり、見た目が市販の品と比べると驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
植物の自然のあるがままの姿尊重し、その真実の姿を一人でも多くの方々に知って頂きたいと考えております。
ご理解のある方のご購入をお願い致しますm(_ _)m
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