

広島県 広島市
ヒライ企画
平井哲宏
2021年4月から広島県の耕作放棄地を開墾し西洋ミツバチの養蜂事業を10群から始めました。養蜂については全く知識も経験も無かったことも有り2021年は一年間、島根県の養蜂園に通い飼育指導を受けました。その後失敗も有りましたが試行錯誤をしながら、毎年群数と蜂場を増やし現在は4カ所の蜂場で100群を飼育し採蜜を行っています。
生産者のこだわり
安全安心なハチミツ
ミツバチは環境のバロメーターと言われています。ミツバチは半径2km圏内の花々の蜜を集めます。農薬からみつばち達を守るためには飛行範囲内に農地が無い場所を選ぶ必要が有ります。また、人の健康を守るためには除草剤(発癌性物質のグリホサートが含有)が散布されない場所でなければなりません。この2つの条件を満たすには少し離れた山里の耕作放棄地が蜂場として適しています。近年問題になっている耕作放棄地の有効活用にも一翼を担っていると自負しています。
限りなく純粋なハチミツ
我々は限りなく不純物が入らない純粋ハチミツの生産に拘っています。
大変手間が掛かりますが隔王板を使う事で育児圏と貯蜜圏を分離しています。一段目は育児圏で女王蜂が卵を産み働き蜂が幼虫・蛹のお世話をしています。一段目の箱と2段目の箱の間に隔王板を挟むことで2段目・3段目は純粋なハチミツだけが貯められます。従って採蜜は2段目・3段目だけを収穫しています。

健康維持のため非加熱ハチミツ
多くのハチミツは瓶詰作業を効率良くするために高温で温めハチミツの流動性を良くして瓶詰作業を行っています。ハチミツの栄養素は高温によって消滅します。特に酵素やビタミンは50℃になると徐々に消滅していきます。
当社は気温が15℃程度になると結晶化が始まりますので、夏場の間に全て瓶詰作業を済ませます。11月頃になると結晶化始めますので温調器が付いている保温器に入れ45℃以下でゆっくりと結晶を溶かして出荷しています。従って一年中溶けた状態でしかも栄養素はそのままでお届けしております。
私の思いは『家族・親兄弟・孫に健康維持の一助となる安全安心のハチミツを食べさせる!』との強いです。ご縁がある方々には是非本物のハチミツを食べて頂き皆様の健康維持の一助になればと願っています。

春に限定したハチミツの収穫
春の息吹が山全体に満ちる5月6月の2か月間しかハチミツの収穫を行っていません。理由は、この期間のハチミツは癖が無くスッキリした甘さと透明度が高く一番美味しいと思っています。
3月終わりから4月上旬に山桜が咲き、4月末頃までは少しの期間蜜源が切れますので5月までのつなぎの蜜源としてヘアリーベッチを植栽する事で継続した蜜源を確保するようにしています。
また、夏や秋のハチミツを収穫しないのはミツバチ達の越冬用のハチミツを残すためです。過剰な採蜜を行い万が一蜜源が切れた場合はミツバチが全滅することも有ります。出来る限り自然に近い飼育とミツバチ達にストレスのない飼育方法を心掛けています。
詳細情報
経歴・沿革
2020年10月 1日 広島市の耕作放棄地の開墾を開始
2021年 4月 1日 広島市の耕作放棄地で10群を購入し養蜂を開始
2021年 6月28日 大阪市の某鉄鋼商社を65歳で退職
2021年 6月28日 合同会社ヒライ企画を設立
2021年(一年間) 島根県の某養蜂園で飼育技術習得
2022年 4月 2日 呉市の耕作放棄された果樹園で第二蜂場開始
2022年 4月20日 広島市の某ベーカリーのリンゴ農園の授粉をみつばちで行う
2022年 7月 1日 同上ベーカリー店で収穫したはちみつの販売を開始
2022年 9月 1日 呉市の耕作放棄地で第三蜂場開始
メディア実績
2021年11月18日 中国新聞社『耕作放棄地再生ミツバチの里に』
2022年 6月18日 中国新聞社『養蜂2年目 収穫花盛り』
2024年10月 上沼恵美子ちゃんねる(YouTube)で使用
『えみちゃんのソースかつ丼』
『小倉&はちみつトースト』