

青森県 五所川原市
わかな農園
須藤大樹
2021年より青森県北津軽郡鶴田町でぶどう栽培を目的として新規就農しました。青森なのにりんごじゃないの?ごもっともな意見かと思います。実は新規就農に向けて、米農家やりんご農家でもアルバイト経験があります。行き着いたのがぶどう栽培です。
スチューベンはニューヨーク原産のぶどうです。青森とニューヨークの共通点は何でしょうか?それは同じ北緯41度ということですが、栽培適地として津軽では50年栽培されてきたぶどうです。最高糖度22度超の鮮烈な甘さのぶどうです。ちなみにシャインマスカットのおばあちゃんにあたります。
スチューベンの収穫は9月下旬から11月上旬です。旬は10月から2月まで。青森りんごの貯蔵技術を応用した冷蔵庫で保管し、国内産としては冬に食べられる希少ぶどうです。
除草剤不使用、省農薬、有機肥料主体の園地でぶどうの木を健康に育て本来の力を引き出すような栽培方法を日々研究しながら、おいしいぶどうを皆様に食べていただき幸せを感じていただけたらと思います。
生産者のこだわり

甘さ
わかな農園は、健全な土壌環境を整えることにより健康な木を育てることで結果としておいしい果実を収穫できると考え実践しております。元肥で完熟有機肥料を使用し、また、葉面散布剤によって植物の成長に必要な栄養の微量成分を補い、土中の好気性微生物の活動を活性化させる手助けをしています。これにより望ましい土壌の団粒構造の生成を図り、木の成長、果実の成長へとつなげています。追肥では有機配合肥料を使用してます。当農園は必ずしも有機肥料が善、化学肥料が悪とは捉えません。大学関係機関の土壌分析によって過剰な栄養成分と不足する栄養成分を分析し、不足成分を化学肥料で補い土全体のバランスを整えています。以上の積み重ねにより深みのある甘さを実現しております。

除草剤不使用
わかな農園は除草剤不使用をポリシーとしています。そのため園地草刈りの時間と手間、人件費がかかりますが、安全性とおいしさを追求するためには妥協はしません。
除草剤はこだわり1でも触れましたように土壌の団粒構造を破壊します。また、人体への悪影響をはじめ、地域全体の環境(微生物・小動物・魚・植物等)への悪影響が考えられます。
詳細情報
経歴・沿革
2019年4月鶴田町の(有)津軽ぶどう村でぶどう栽培の見習いを始める。
2021年1月鶴田町より新規就農者と認定される。わかな農園の屋号で開業。4月より栽培開始。
2023年津軽ぶどう協会へ加入。
2025年1月「食べチョク」へ加入、販売開始。