

山梨県 北杜市武川町
雨土人
布井俊太郎
地域内の植物循環を意識し、自然農法で野菜栽培をしています。地域の環境保全活動で集めた落ち葉、竹林整備で焼いた竹炭、稲作の副産物の稲わら、米ぬか、もみ殻燻炭、近所の有機きのこ農家さんの廃菌床など、様々な地域資源を活用しています。畑には緑肥や雑草を生やすエリアをあえて作り、様々な生き物の住処となるような環境づくりをしています。
野菜栽培を通して、持続可能な農的暮らしのあり方を模索して、より多くの人々に伝えていきたいと思っています。
生産者のこだわり

甲斐駒ヶ岳の銘水・高原の味
畑のある白州町・武川町は、3000メートル級の霊山、甲斐駒ヶ岳の麓に位置しています。サントリーの採水地にもなっており、何億年もかけて磨かれた伏流水で野菜が育ちます。また、肥沃な土壌、標高500メートルの昼夜の寒暖差の影響で、とても味の濃い野菜ができます。

自家採種・自家育苗
野菜は、タネをつなぐことでその年々その土地に適応し、野菜自身が持つ生命力を目一杯に発揮して、虫や病気や気候変動に負けず、のびのびと育つようになります。果菜類は全て自家採種を続け、美味しく健康な野菜を守っています。
全ての野菜をタネから育てており、昔ながらの踏み込み発酵温床を作って、落ち葉の発酵熱で寒い時期から夏野菜の苗作りをできるようにしています。発酵温床はやがて土に還り、その土を種まき用土にしています。

植物性堆肥・肥料
家畜糞などの動物性堆肥は使用せずに野菜を育てています。多様な植物資源が手に入る環境で、余計なエネルギーを極力消費せずに健康な野菜を栽培することが持続可能な農業だと考えています。植物堆肥を使用することで多種多様なミネラルが供給され、野菜の味は濃く、保存性も高くなっています。
詳細情報
経歴・沿革
2018年より、山梨県北杜市の自然循環型オーガニックファーム「ぴたらファーム」(※現ぴたら村)に加わる。
2020年より畑担当としてファームの野菜栽培を切り盛りする。自然農法での野菜栽培に取り組みつつ、稲作、梅干し、干し柿、漬物、味噌、醤油など、暮らしの手仕事を体得。
2024年より「雨土人」の屋号で独立就農。ぴたら村民として、村民と共同で大豆栽培と味噌、醤油づくりなどに取り組んでいる。
メディア実績
2022年12月 子育て雑誌クーヨン1月号のオーガニック子育て特集記事にて家族の紹介を掲載していただきました。
2024年5月〜 株式会社モキ製作所のラジオ番組(FM軽井沢)に出演させていただいています。