宮崎県 宮崎市
いちごベリー
どうも、こんにちは。
ただいま南国宮崎でいちごを育ててる真っ最中の農民です。
ぼくの毎年の目標は、子どもたちが食べた時に「美味しいっ!」って言ういちごを作ることです。
初めてコロナの緊急事態宣言が出て小学校が休校になった時、うちの子の友達が毎日うちに来てたんですね。
というのも、いきなり休校になっても普通の仕事をしてる親御さんは仕事を休むことができず、かといって毎日子どもたちだけで家に居させるのも心配だし。
ちょうどその頃いちご農民は収穫最盛期で毎日家にいたので、平日は子どもたちがうちに集まって宿題をしたり遊んだりしてたんです。
その頃ぼくはいろんな人の力を借りてようやく美味しいいちごを作ることに成功した年で。
それはもうめちゃくちゃ美味いいちごがなってたんですよ。
それまでいちごを始めて3年間はお母さんに「あんたのいちご美味くない」って言われ続けてました。
「市場とか農協に出荷する時は美味しくても高値で買い取られるわけじゃないから量が取れればいいと!」とその頃は言ってて実際美味しいいちごを作るって考えはまったくなかったんです。
次の年に、出荷するだけじゃなくてネットでいちごを販売するってことも考えだした時に、「自分で売るなら絶対に美味しいいちごじゃないとダメだ」、と。
そう思って美味しいいちごの作り方をいろんな人に聞いて教えてもらったことを試行錯誤してようやく結果が出たのがちょうどコロナの時だったんです。
美味しいいちごがなってる時に子どもたちが毎日いるんですよ。
食べさせたくなるでしょ笑
子どもたちが遊んでる時にいちごの差し入れを持っていくとお友達は喜んでるんですけど、うちの女の子がいちごの先っちょをちょこっとかじって
「あたしいちご好きじゃないから〜ん〜おいちくない〜」
みたいなことを言うんですよ笑
「みんなが喜んでるけどあたしはいちごなんて毎日食べられる〜」みたいな子どもなりのかわいいマウントなんでしょうけど、いや絶対美味いから!
で、お友達が食べだしたら「おいしい!」ってなってお友達の姉妹がバクバク食べだしたんです。それを見てたうちの男の子がいつもいちご食べてるから別に乗り気じゃなかったけどひとくち食べたら「うまっ!」ってなってバクバク食べだして。
それを見てたいちごを好きじゃないと言ったばかりのうちのこ女の子が「あたしも食べるー!」って言い出して笑
ボク「いやいや、いいよームリせんでいいよー笑」
うちの子「いやー食べるー!」
とみんなと一緒に食べだして笑
それから子どもたちがうちに来る時はその日収穫したいちごの中でも特に美味しそうなのを宿題をしてる子どもたちに差し入れして、お土産で渡してました。
とまぁ、こんな風に子どもたちが美味しいて言うようないちごを南国宮崎で作ってます。