福島県 白河市
入方ファーム
薄井惣吉
入方ファームのお米は、福島県の南地方にある白河市を代表する「五箇のお米」として代々受け継いできました。
地域の方々だけではなく、全国の方にも独自にこだわったお米の味わいを楽しんでもらいたいと思っています。
普段料亭やレストランなどでしか食べられないお米を、毎日の食卓で味わっていただきご家庭でのお食事が豊かになることを願っています。
わたしたちは、地元の仲間と一緒にチームでお米を育てています。
チームでお米を作ることによって、美味しさと大量生産が可能になりました。
入方ファーム独自の米作りは、若い世代の方たちが収入を得る方法としても貢献できると考えています。
雇用状況が厳しい昨今の中で、わたしたちは、若い世代の方たちが自分で作ったお米を喜んでもらうことでやりがいを持ち、収入を安定して得られ、精神的にも経済的にも豊かな生活ができるよう全力でサポートしたいと想っています。
現在の入方ファームは、高齢のメンバーが多くなっていますが、長年培った知識や技術を若い世代の方に積極的に伝えていきたいと考えています。
生産者のこだわり
太古の昔からある川で栄養たっぷりに育つ
「五箇米」をご存知ですか?
昔から地元で愛されており、知る人ぞ知るお米です。
江戸時代の書物にも「五箇村の米は美味なること当群第一なり」などとも書いてあります。
10月になると「今年も五箇の新米はまだかい?早く食べたい」と言うお問い合わせがありますが、全国的には知られていない秘米です。
五箇米は福島県の南地方である白河市の五箇エリアで作られています。
山と川に囲まれた地域です。
五箇を流れる阿武隈川は、太古の昔、頻繁に氾濫していました。その影響で土が肥えており、農作物が美味しくできる土地になっています。
お米を美味しくする健康診断を欠かさない
入方ファームでは毎年、水田の健康診断である土壌分析を昔ながらの知恵とAIを駆使して行っています。
栄養価の高いお米を作るためには、土壌の分析は必須です。現代人に不足しがちな栄養分を入れて調整するためです。不足分の肥料は春先と夏に分けて投入しています。
食べるときは白米でも栄養分が高いですが、玄米のまま食した方が、より栄養価が高いです。
詳細情報
経歴・沿革
◉1981年(昭和56年)
入方機械利用組合を設立。
初代組合長鈴木政昭。共同で刈り取り、乾燥調整ができる設備を設置。
◉2005年(平成17年)
入方農事研究会を設立し大豆の集団転作に取り組む。
◉2010年(平成22年)
入方集落営農組合を設立し、経理の一元化に取り組みファーム設立の足がかりとなった。
◉2012年(平成24年)
有賀良雄を代表理事として入方ファームを設立。
メディア実績
2022年9月 福島の新聞社で掲載