大阪府 柏原市
巽農園
大阪の自然豊かな信貴生駒山系の麓の長い坂道を上った先に、30年間キウイフルーツを栽培し続けている巽農園のキウイ畑があります。
キウイフルーツは、果物の中でも一番ビタミンCが豊富で、健康と美容に必要な栄養素がぎっしり詰まっています。
またこのキウイ畑で養蜂を行っています。ミツバチ達が集めるキウイの花の香りがほんのりする蜂蜜は『はちみつマイスター』の資格を持つ園主のイチオシです。
キウイフルーツの美味しさと、格別な味と香りの蜂蜜を、そして安心して食べられるモノを届けたいという想いで日々取り組んでいます。
生産者のこだわり
ミネラルたっぷりの土作り
美味しい果樹が育つには、まず土台となる土作りから。
冬に剪定したキウイの枝葉を特殊な方法で炭化処理させる事で、元々枝葉にあるミネラル分はそのままに残り、これらを肥料として土に還す事で、濃いミネラル分を蓄えた土壌となります。
そこで育つ根はしっかりと大地に根を張り、根から樹へと栄養分が届き、更に枝へ葉へ果実へと元気に育ちます。
その土地で成育したモノで肥料を作り土に戻すので、資源を無駄なく循環させ、化学肥料を使わず安全安心な栽培が実現しています。
土中の善玉微生物の為にも、また花々の蜜を集めて蜂蜜を作ってくれるミツバチ達の為にも除草剤は一切使用していません。マメに草刈りをし、刈った草も堆肥にしています。
手間を惜しまない
キウイは雄花と雌花が別々の樹木なので、自然受粉に任せず、手作業での人工受粉をしっかり行います。
ミツバチ達も花から花へと飛び回って受粉を助けてしてくれています。
結果、種の数も多くなり(種数が多いほど美味しい)果実も大きく成長します。
また、害虫や鳥、汚れから守る為にひとつひとつ果実に袋がけしています。皮と果肉の間の部分が一番栄養があるので、擦り洗いしたキウイを皮ごと食べたり、皮ごとミキサーにかけてジュース・スムージーにしても召し上がって頂けます。
摘果も思い切って行う
キウイにはたくさんの花、実が付きます。
その中から、形が良く立派に育つ実をひと枝に2〜3つだけ選び、他の実は潔く切り落とします。
甘味と酸味のバランスの取れた美味しいキウイにする為にもこの思い切った作業も不可欠です。
また、隣り合うキウイの果実がお互い擦れないよう摘果に配慮する為、ゆったりとした空間で果実同士が傷付く事なく栄養も行き渡りスクスク育ちます。
収穫時期と貯蔵で美味しさアップ
収穫時期は黄色系、緑色系キウイで異なります。
黄色系キウイは樹上で10月中〜下旬まで樹上で成らし収穫。
緑系キウイは霜が降りる直前までギリギリ待って収穫します。
その後、蔵でゆっくり寝かせ保管します。
この作業によってキウイの美味しさ・栄養が果実にギュッと閉じ込められ、追熟後の美味しさに違いが出て甘みがグッと増します。
詳細情報
経歴・沿革
2015年まで家族で果樹栽培
2016年より農園代表として果樹栽培
現在に至る
メディア実績
令和5年9月 テレビ大阪「やさしいニュース」内で巽農園のキウイフルーツとはちみつ(養蜂)が生中継で紹介されました。