

北海道 比布町
One Flower's Field
北海道比布町で、肥料、農薬、除草剤を使わない自然栽培をしています。
人参、ビーツ、ひまわりの種、ホーリーバジル、大豆を中心に旬の野菜も色々と栽培しています。
農業×福祉[農福連携]にも取り組んでいます。
多様な人達と手を取り合い、助け合い安全で美味しい野菜を通じてより良い未来を作っていきたく日々活動しております。
生産者のこだわり
野菜本来の味が楽しめる自然栽培
One Flower's Fieldでは農薬、除草剤、化学肥料、有機肥料は一切使用しておりません。
私が自然栽培をしている理由は野菜本来の味が楽しめるからです。
初めて野菜作りをしたのは、実家にある小さな家庭菜園用の畑でした。当時サラリーマンだった私は、趣味でやるならなるべくお金を使わずやりたいと思い肥料、農薬は使わず家庭菜園をスタートしました。
自分で食べる分には問題なく収穫できました。
当時は自然農だとか自然栽培だとかそういった言葉は知りませんでした。
その後農業への興味が強くなり、せっかくやるなら今までやっていた用な農業の経験を積みたいと思い、ネットで色々と調べた結果、私の修行をしていた土地静岡県富士宮市へ移り住みました。
富士宮初年度、家庭菜園の経験しかなかった私は、先輩農家さんの畑へ勉強に行った時、「食べてみる?」と葉物やトマト、ズッキーニなどの採れたて野菜を食べさしてくださいました。その野菜を食べた時の衝撃が忘れられません。
「えっ?何これ?美味しすぎるんだけど、、」
「今まで食べてた野菜はなんだったの?」等々と時が止まったかのようにひたすら頭が追い付かない程の衝撃を受けました。自分の進むべき道が決まった瞬間です。
あの時感じたこと、初期衝動のまま現在に至ります。
皆様の食卓に、自分の感じた感動や美味しさを少しでもお届けできたらと思います。
根っこを強くする
私が栽培する時、もっとも意識する事は[根]です。
根がしっかりと張る事によって、病気や虫の被害も少なくなる印象があります。
育苗段階では、水は苗が限界になるまで基本与えません。少ない水の中一生懸命根を張り成長していきます。
ポットの中で厳しく窮屈な思いをしていた苗は、畑へ定植した時にのびのびと根を張り巡らしてくれます。
また種まきや定植の際は、ぎゅっと株周りをしっかりと押し固めるよう行っています。
そして、畝の間を歩くのではなく、可能な限り畝の上を歩いていき土を踏み固めていきます。
種が根を出し発芽する時、苗が活着する時に、抵抗を与えてそれに負けないよう初期段階から強い、しっかりと根張りをした作物達に育ってくれます。
種へのこだわり
私の畑では、基本固定種、在来種の種を使い種取りも行っています。
幸せな事に私の周りには種取りをしている先輩や仲間が多く、約20種類程の野菜を育てていますがその内13品種は種を分けていただいたものです。
その13品種はどの種がどの人が種を繋いでいたか私はわかります。
とても豊かで幸せな繋がりを感じます。
もちろん足りない時や新しく始めるものは種を買うこともあります。
F1種や種取りをしない方を否定する気はありません!
ただ、現在種については様々な問題が起きています。私も自然栽培に出会わなければ一生気付かなかったでしょう。
栽培のしやすさや形がそろいキレイな野菜よりも、不揃いだし無骨な感じの野菜が多いですが、愛情を持って繋がれてきた種を蒔いて私は野菜を育てていきます。